読書・エッセイ

本の音
堀江敏幸

四六判 256頁

定価2100円(本体2000円)
ISBN4-7949−6527-3 C0095
人生はいつも困難の連続。壁にぶちあたった時は本を読むのが一番です。恋に悩んだ時、孤独に苛まれた時、仕事に行き詰まった時…。解決のヒントが隠れている本84冊をテーマ別に紹介、そのエッセンスと読みどころを丹念に綴ります。きっと人生の一冊と呼べる本に出会えるはず。芥川賞作家が本の声に耳を澄ませ、本音で語る初めての実践的書評集。

エッセイ・東京

東京本遊覧記
坂崎重盛

四六判 272頁

定価2310円(本体2200円)
ISBN4- 7949−6523-0  C0095
気ままな散歩が、至福の時である。風を感じ、梅の香りを嗅ぐ。片手に、その街を描いた本があればもっといい。タイムトリップしたり、主人公の気分にひたったり。そんな思いから生まれたのが、この一冊。読んで散歩し、散歩してから読む。露伴が漱石が鴎外が荷風が歩いた東京がぐんと近くなる。百冊の東京本が出揃っている。東京案内の決定本!

食・エッセイ

美食進化論
辻芳樹・木村結子

四六判 192頁

定価1680円(本体1600円)
ISBN4-7949−6526-5 C0077
「絶対的に美味しい料理とは何か。食はどのように進化していくのか」答えを求めて二人の専門家は旅に出た。独自の食文化を持つハンガリー、美食の王国フランス、新しい味に挑戦するスペイン、美食不毛の地アメリカ。辻芳樹の構築的なの食理論と木村結子の柔軟な舌で、食の最先端をつぶさに探り、新しい料理の可能性を模索する、刺激あふれる食エッセイ。


映画

映画と私
羽田澄子

四六判 272頁

定価1890円(本体1800円)
ISBN4-7949−6524-9 C0074
日本でただひとりの女性映画監督として活躍してきた著者が、45年にわたる歩みをみずからふりかえる。『薄墨の桜』『早池峰の賦』『痴呆性老人の世界』『歌舞伎役者片岡仁左衛門』など、観客に大きな感動をあたえる作品はどのようにしてうまれたか。映画監督羽田澄子の仕事を記録した本として、一人の女性の生き方をたどった本として貴重。

書物・文化史

書物史のために
宮下史朗

四六判 272頁

定価2310円(本体2200円)
ISBN4-7949-6525-7 C0070
書物はどこへ行くのか? 本と人間の歴史を新鮮な視点から解き明かして注目される研究者の最新評論集。「声の文化」から「文字の文化」への移行期(14世紀〜15世紀)、本が大衆のものとなる時代(19世紀)、そして、現代の電子本の登場と、書物の世界が大きな変化にさらされた三つの時代をとらえて、書物の運命を考える。

エッセイ・思想

「おじさん」的思考
内田樹

四六判  264 頁

定価1995円(1900円)
ISBN4-7949-6530-3 C0095
「父性」について語ればフェミニストに反発され、戦争責任について語れば右派・左派双方から攻撃され、おじさんの立場はムズカシイ。リベラルでありながら、イデオロギー的に硬直もせず、肩肘はらない柔軟な考え方・生き方はないものだろうか?「常識」が通用しない時代において、成熟したよき「おじさん」として生きるための必読知的参考書。