手話・ノンフィクション
もうひとつの手話
■ろう者の豊かな世界
斉藤道雄
四六判上製 288頁
定価1995円(本体1900円)
ISBN4-7949-6395-5 C0036
日本には二つの手話がある。日本語を手指で表した〈手指日本語〉とろう者本来の言葉〈日本手話〉。テレビや通訳で見かける多くは〈手指日本語〉。一方、ろう者は〈日本手話〉でこそ本当の気持ちを表せるという。音声語とは全く異なる独自の単語、文法をもつこの豊かな言語を明かし、知られざるろう社会を描き出す、秀逸なノンフィクション。

工芸・エッセイ

美しい日本の道具たち

高森寛子 写真・根岸聰一郎
四六判上製 232頁
定価1890円(本体1800円)
ISBN4-7949-6397-1 C0077
鉄瓶、お櫃、漆器、ざる、紬、櫛……どこの家でも使われていた昔ながらの道具たち。今ではあまり目にしなくなった伝統工芸品を発掘し、新しい使い方を提案する。モノづくりをする職人の仕事や産地の特徴、手入れの仕方、家電との相性、マンション暮らしでの活かし方など、モノの背景を語りながら、モノからひろがる美しい暮らし方をつづる。