わずか7歳で白血病のためこの世を去った息子が残した朝顔の種。
母は、種を大切に育てて増やし、骨髄バンクの運動とともに配った。種は、感動を呼び、命の尊さを伝えるメッセージとなって新潟から世界へと広がっている。
息子の死から十年。母もまた、がんの告知を受け、息子と同じ抗がん剤の苦しみを体験した。
今、こうして生きていることの幸せをありがたいと思う。