二階席からの眺め──序文 
T シーズン・チケット

イチロー、大リーグへ行く  二〇〇〇年十一月の決断 12  
過去と交信するイチロー  ボブ・シャーウィン『ICHIRO』を読む  15
野茂英雄が選んだボス  彼はなぜフィル・ガーナーを信頼したか  20
貫くスタイル  変えたくないから変わる野茂英雄 24     
群盗立つべし  アスレティックスの痛快野球に拍手 28
SOBはだれだ?  タイ・カッブ発ベーブ・ルース経由バリー・ボンズ行き 33
ディファレント  サンディ・コーファックスからバリー・ジートまで 38
水源  ビリー・ウィリアムスは松井秀喜の原型か 43
水源(その二)  松井秀喜はジョニー・マイズになれるか 48
野球と戦争  ジョー・ナクソールを知っていますか 53
投手の年  一九六九年のボブ・ギブソンと二〇〇三年の若手群像 58
悪球打ち  ベラもクレメンテもソリアーノもイチローも 63
打ちたがり  ロッコ・ボルデッリはどこへ向かう? 68
遠くから  イチローが呼び出したG・シスラーとH・マナシュ 73
三冠とニアミス  あと一歩だったアルバート・プーホルス 78
邪道も楽し  野球ワールドカップを夢想する 83
シカゴびいき  リグレー・フィールドの北風と太陽 88
カブス逆襲  埋められるか、九十五年の孤独 94
荒れるな、ペドロ  マルティネスが壊したプレーオフ 99
敗着と消耗  レッドソックスは自滅し、ヤンキースは疲労した 104
遊撃手の系譜  松井稼頭央の原型を探る 109
遊撃手の系譜(その二)  松井稼頭央はデイヴ・バンクロフトに近づけるか 114
トレード上手  眼利きヤンキースは盗掘も巧み 119
天才よ、初夏にもどれ  マーク・プライアーの復調を待つ 124
バント  策士とスモールボール 129
エニシング・ゴーズ  浮上せよ、大底タイガース 134
ヒスパニック・オールスター  ゲレロ、ラミレス、プーホルス、ベルトラン 139
インターリーグ  原理主義者を黙らせた交流試合 144
GMの七月  マネーボールだけでは終わらない 149
ヒットパレード  イチローがとまらない 154
狂気と四割  イチローという驚異的変人 159
地滑りのあとで  ボストンはほんとうに復活したのか 164

U セブンスイニング・ストレッチ

バナーは踊る 大リーグ・ファンは言葉遊びが好き 170

V ベースボール・ジャーニー

幸福なベースボール  ヤンキー・スタジアムとダマシュキー・フィールド 190
瞬間の凍結と記憶の解凍  一九九八年を回顧する 200
九八九八とその後  本塁打記録は凶事を招く? 204
二都のバラード  シカゴとボストンは蘇るか 209
グレープフルーツの種とサボテンの苗  春季トレーニングの起源 219
奇跡は二度起こる  ミラクル・ブレーヴスとミラクル・メッツ 226
大失策  スノッドグラスの落球とバックナーのトンネル 231
野球という多面体  ケン・バーンズ『ベースボール』に感謝する 236
空気が野球の電波に  なぜか幸福だった五〇年代野球 240
われ思う、ゆえにわれ勝つ  猛将ジョン・マグロー、かく語りき 242
渋い名画  守備の達人は美術館の片隅で輝く247
マグニフィセント・セヴン  十九世紀に咲いた七人の三百勝投手 251
戴冠ふたたび  三冠王を二度もとった男 262      
ダイナミック・デュオの伝説  究極の剛腕コンビをもとめて 268
快速艇一九三六  ジョー・ディマジオがルーキーだった年 278
長くて暑い一九四一年夏  ジョー・ディマジオの56試合連続安打 288
ワシントン球団盛衰記  セネタースからナショナルズまで 297
ゴージャス・ジョージとメンフィス・ビル  イチローが挑んだ二大偉業 308
キンセラ、シアトルに帰る  弱体マリナーズを振り返り、イチローに喝采する 318

 あとがき
 初出一覧