| 世界はもっと豊かだし、人はもっと優しい |
| 森達也 一七八五円 |
| 日本はオウムで、世界は9・11でむき出しになった。メディアは「右へならえ」的な思考停止状態に陥り、市民は他者への想像力を衰退させる。この思考停止の輪に対抗するためにできることは何か?気鋭のドキュメンタリー作家によるノンフィクション・エッセイ。 |
| 雑読系 |
| 坪内祐三 二一〇〇円 |
| 「雑読」って? ただ、雑、にんでいく読書なのだ。様々な人が織りなす本の世界に身を投じ、出口なき迷路をさ迷っていく。そんな読書術の持ち主であり、当代一の読み手が、ブラドキーの下関マグロのスタイナーの山田稔のソンタグの杉浦茂のカーヴァーの……それぞれの宇宙にいざなってくれるのである。 |
| サウス・トゥ・サウス |
| 与那原恵 一六八〇円 |
| 新宿にあった老舗沖縄料理店の名物おばちゃんとの最後の交流を描く「壷屋のおばちゃん」、ヒッピーのコミューンの40年後を訪ねる諏訪之瀬島への旅「海がむすぶもの」、子供の頃から家に居つかない性分だったその理由「私に家はいらない」など、かすかにつながる血縁・地縁をたどりつつ綴る、かけがえのなさと愛おしさに彩られた珠玉のエッセイ集。 |
| 根をもつこと、翼をもつこと |
| 田口ランディ 一四七〇円 |
| 多発する幼児虐待事件、成人式で暴れる青年たち、8月6日の広島で体験したこと、いまも地雷が埋まるカンボジアの現実……、いま生きていくのはキツくてたいへんなことだけれど、でも私たちには想像力という魂の翼がある。『できればムカつかずに生きたい』で第1回婦人公論文芸賞を受賞した作者による、待望のエッセイ集第4弾! |
| 新教養主義宣言 |
| 山形浩生 一八九〇円 |
| どうせドン詰まりで打つ手なしの二ッポンなら、もっとアクロバチックでクレイジーな提案をしていこう。選挙権の売買、消費税の連続的引き上げ等々、21世紀の日本社会へ向けた、一見暴論だけど実はまじめで巧妙な提案の数々。いま望まれる新しい知の集積。 |
| 平和と平等をあきらめない |
| 高橋哲哉・斎藤貴男 一四七〇円 |
| 現在、「強者の論理」がまかり通っている。 人が人を見下すことが日常化しなければ、戦争はできない。不平等が拡大した階層社会と、自国を疑わない愛国心が整ったとき、戦争は遠くないだろう。 自衛隊がイラクに派遣され、憲法改正が迫る現状をどう見るか。「平和と平等」の理想はどこへ行ってしまうのか。 哲学者とジャーナリストの渾身対論。 |
| 淋しいのはお前だけじゃな |
| 枡野浩一+オオキトモユキ 一四七〇円 |
| 誰にでも忘れたくない恋の思い出がある。たとえ思い返すたびに赤面しても……。若者に人気の歌人・ライターが、自らの恋愛経験を短歌とエッセイで紡いだ。懐しい人との再会。恋の芽生え。孤独。不器用な自分への苛立ち。愛おしくて取り返しのつかない日々は、そのまま短歌を生む土壌になる。創作の軌跡と、ユーモアに溢れた絵がマッチした珠玉の一冊。 |
| いつか物語になるまで |
| 中上紀 一六八〇円 |
| 嘘と物語の区別もつかない年頃から、ずっと「おはなし」を創り続けてきた。「もしそれが鮮やかな光を放つ優しい嘘なら、いつしか物語に変わり生きつづける」父・中上健次の故郷熊野の記憶、毎年のように足を運ぶアジアでの体験、海外の文学者たちとの交流の日々……さまざまな記憶の断片からあざやかな物語を紡ぎ出す、著者快心のエッセイ集。 |
| 軟弱者の言い分 |
| 小谷野敦 一六八〇円 |
| 体が丈夫な奴なんか友達に持ちたくない! 軟弱者で何が悪い。キラリと光る文章でチクリと刺す、言いたい放題の痛快エッセイ集。自分さがしの胡散臭さ、いじめられっ子の怨み、ベストセラー小説に疑問を呈する、などなど。強者仕様の世の掟に物申す、軟弱ヒーローここに誕生。 |
| 印刷に恋して |
| 松田哲夫 二七三〇円 |
| 名編集者が、活版、手動写植、グラビアなど、多彩で多様な印刷の現場をルポルタージュ。活版は今でも健在? 電算写植がなくなる? 現場の職人さんを訪ね、印刷の仕組や時代背景、今後の展望などを聞き出していく。デジタル化が進むなかで、これからの出版と印刷はどこへいくのか。第3回ゲスナー賞銀賞受賞。 |