たましいの場所 |
早川義夫 1785円 |
好きな人の前では本当のことを言おう。好きな人の前ではいっぱい恥をかこう。──長年の沈黙をやぶって再び歌いはじめた早川義夫のエッセー。23年続けた本屋を閉店した日のこと。歌手にもどった理由。赤色のワンピースの話。父のこと、母のこと、などなど。 |
絵本 ジョン・レノンセンス |
ジョン・レノン 片岡義男、加藤直訳 1470円 |
音楽を変えた男が、ことばの世界をも一変させた! 暴力的なまでのことばあそびが生み出した詩、散文、ショート・ショート。余白せましと散りばめられた自筆イラスト。ナンセンス詩人レノンが贈る、世にも珍しい新型絵本。(序文=ポール・マッカートニー) |
マンハッタン少年日記 |
ジム・キャロル 梅沢葉子訳 1890円 |
ぼくの日記の中には偉大なヒーローがいる。それはクレイジーなニューヨークの街さ──少年バスケットボールのスター・プレイヤーでドラッグ中毒のジム。60年代ニューヨークの袋小路で、少年ジムが見たものは……。13歳から16歳までの日記。 |
ぼくたちの七〇年代 |
高平哲郎 1785円 |
この本には、七〇年代の空気が真空パックされている。雑誌『ワンダーランド』から『宝島』へ。テレビ番組『笑ってる場合ですよ!』から『今夜は最高!』へ。植草甚一、赤塚不二夫、浅井愼平、林家三平、タモリたちとともに生きたおかしくも混沌とした日々。 |
現代美術コテンパン |
トム・ウルフ 高島平吾訳 1680円 |
絵は誰のために描かれるのか。なんだかよくわからない現代美術って何だ?──ニュー・ジャーナリズムの旗手トム・ウルフが「理論の図解」にしかすぎなくなってしまった、現代絵画の病根を抉り出した才気あふれる痛快レポート。辛辣かつわかりやすい現代美術史。 |
投書狂グレアム・グリーン |
クリストファー・ホートリー編 新井潤美 訳 3570円 |
20世紀英国を代表する作家グレアム・グリーンは、つねに時代に物申す「投書の人」 だった。ベトナム戦争やキューバ革命。天気予報・郵便への不満。死ぬ権利や避妊について……。世界情勢から日常茶飯まで、辛辣にしてユーモアあふれる、もう一つの20世紀の証言。 |