平和と平等をあきらめない
高橋哲哉・斎藤貴男 一四七〇円
現在、「強者の論理」がまかり通っている。 人が人を見下すことが日常化しなければ、戦争はできない。不平等が拡大した階層社会と、自国を疑わない愛国心が整ったとき、戦争は遠くないだろう。 自衛隊がイラクに派遣され、憲法改正が迫る現状をどう見るか。「平和と平等」の理想はどこへ行ってしまうのか。 哲学者とジャーナリストの渾身対論。

世界がどんなになろうとも役立つ心のキーワード
香山リカ 一六八〇円
コンプレックス、強迫神経症、パニック障害、境界例、ひきこもり……心についての不安をみんなが抱えて生きている時代。でも基本的な知識をおさえておけばだいじょうぶ。「心の時代」を象徴するさまざまなキーワードについて、心の問題の専門家・香山リカがかみくだいて解説します。世界がどんなにタイヘンでも、心の持ちようでなんとかなるさ。

根をもつこと、翼をもつこと
田口ランディ 一四七〇円
多発する幼児虐待事件、成人式で暴れる青年たち、8月6日の広島で体験したこと、いまも地雷が埋まるカンボジアの現実……、いま生きていくのはキツくてたいへんなことだけれど、でも私たちには想像力という魂の翼がある。『できればムカつかずに生きたい』で第1回婦人公論文芸賞を受賞した作者による、待望のエッセイ集第4弾!

世界はもっと豊かだし、人はもっと優しい
森達也 一七八五円
日本はオウムで、世界は9・11でむき出しになった。メディアは「右へならえ」的な思考停止状態に陥り、市民は他者への想像力を衰退させる。この思考停止の輪に対抗するためにできることは何か?気鋭のドキュメンタリー作家によるノンフィクション・エッセイ。

なぜアメリカはこんなに戦争をするのか
C・ダグラス・ラミス 一四七〇円
9・11からイラク戦争まで、アメリカと日本の行動の底流にあるものを的確にとらえる最新論集。アメリカの新しい帝国主義とはどんな帝国主義か? 有事法制はどこと戦争するための法律なのか? そして、憲法第9条は本当にあるのか? 新聞やテレビのニュースだけではわからない疑問に答える。

新教養主義宣言
山形浩生 一八九〇円
どうせドン詰まりで打つ手なしの二ッポンなら、もっとアクロバチックでクレイジーな提案をしていこう。選挙権の売買、消費税の連続的引き上げ等々、21世紀の日本社会へ向けた、一見暴論だけど実はまじめで巧妙な提案の数々。いま望まれる新しい知の集積。

「おじさん」的思考
内田樹 一九九五円
「父性」について語ればフェミニストに反発され、戦争責任について語れば右派・左派双方から攻撃され、おじさんの立場はムズカシイ。リベラルでありながら、イデオロギー的に硬直もせず、肩肘はらない柔軟な考え方・生き方はないものだろうか?「常識」が通用しない時代において、成熟したよき「おじさん」として生きるための必読知的参考書。

マンガの力 ──成熟する戦後マンガ
夏目房之介 一六八〇円
手塚治虫「ブッダ」、梶原一騎「巨人の星」、藤子不二雄「ドラえもん」、水木しげる「ゲゲゲの鬼太郎」、美内すずえ「ガラスの仮面」、山岸凉子「日出処の天子」などなど、戦後マンガの黄金期にうまれた名作群はなぜ面白いのか。その面白さの秘密を、夏目流「マンガ表現論」の手法であざやかに解析。あの名作を読み返したくなる、定番名作マンガの読み方。

漫画の時間
いしかわじゅん 二一〇〇円
漫画はこう読め! 描線・コマ割りのテクニック、センスと工夫、約束事……現役漫画家が知られざる漫画のツボを徹底指南。さらに、硬派各ジャンルを網羅し必読の百作品を推薦する。「あらゆるジャンルを含めて本年最高の批評集」(毎日新聞)「諸君、畏れよ」(週刊文春)など各誌紙絶賛。

絶望論──〈知〉と物欲の不良債権処理
清田友則 二五二〇円
「終わりなき世界」で永遠に満たされない欲望を抱えて生きる我々が、よき生をまっとうするために残された選択肢こそ〈絶望〉である。フロイト=ラカンの精神分析理論、現代思想の知見を使い、グローバリズム、テロリズムにまみれ爛熟する資本主義世界の欲望構造を分析する長編文化政治評論。思想界における「堕落論」ともいうべき問題提起の書。

表記の定価は2004年10月現在のものです。定価、仕様は予告なく変更する場合があります。