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「キミは将棋を指していると大きく見えるな。」高校の担任教師の何気ない一言が、昭和を代表する名棋士誕生のきっかけとなった。 * 戦前戦中をつうじて不敗の名人とたたえられた木村義雄の思い出から、史上最強とうたわれる大山康晴、升田幸三との数かずの名勝負、ライバル山田道美や加藤一二三との激闘、後を追ってくる中原誠、米長邦雄を迎え撃つ戦い、そして弟子の羽生善治の活躍まで。 * 「棋士として、また運営者として見てきた中から書き残しておくべきことは残しておきたいと強く思うようになった。この五十年、勝負の場の内外で起きたさまざまな出来事が、みなさんの興味をひくようであれば幸いである。」 |