| 「新しい家族」のつくり方 |
| 芹沢俊介 定価一七八五円 |
| いま、わたしたちの家族はどこに行こうとしているのか。家族という形に、この先、果たして未来や希望はあるのだろうか――。著者は考える。例えば、「できちゃった婚」が年間出産の25%になった(2000年)。これは、愛とセックスの分離であり、そこから子どもへの愛は生まれるのだろうか、と。斬新な家族論を論じてきた、気鋭な評論家の最新の評論集。 |
| がんから始まる |
| 岸本葉子 一六八〇円 |
| 40歳、独身。人気エッセイストの岸本葉子さんは虫垂がんと診断された。手術後、約2年が経つが、再発の不安は消えない。サポートグループに入会、漢方、食事療法、行動療法……がんを受容しながらも、希望はけっしてすてない。多くの人にがん患者の本音を知ってほしくて、病名を明かした著者の、渾身のがん闘病記にして、静謐なるこころの軌跡。 |
| 生きちゃってるし、死なないし |
| 今一生 一六八〇円 |
| いま、10代〜20代の若者の間で顕著な広がりをみせている自傷癖。「生きている実感が持てない」などの誘因で手首を切る彼らの心情は、はたしてどのようなものなのか。自殺未遂から自傷癖まで、数多くの「死にたがる人々」「自分を愛せない人」との対話を重ねてきた著者が、出口の見えない自傷の世界からの脱出口をさぐるルポルタージュ。 |
| がん患者学 |
| 柳原和子 二七三〇円 |
| 自らもがんを患った著者が、五年生存をはたしたがん患者20人に深く、鋭く迫ったインタビュー集。患者たちは誰もが、代替医療、東洋医学など、複数の療法を取り入れ、独自の方法と心構えをもっていた。患者の知恵を集積する、患者がつくるがんの本。 |
| がんと向き合って |
| 上野創 一四七〇円 |
| 26歳の新聞記者が突然、がんの告知を受けた。直ちに左睾丸の切除の手術を受けたときには、がんは肺全体に転移していた。著者は二度の再発を乗り越え、結婚もし、社会復帰をはたして報道の第一線で働いている。朝日新聞神奈川版で投書1500通の大反響連載。 |
| 患者と医者は本当にわかりあえるか |
| 堀夏樹 一六八〇円 |
| なぜインフォームド・コンセントが必要なのか。医療とは病気を治すことで終わるのか。何人もの末期がん患者を看取り、自らも母をがんで亡くしたひとりの医者が、試行錯誤をきりかえしながら、患者と医者のよりよき関係を模索する、真摯で切実な記録。 |
| 癌とたわむれて |
| アナトール・ブロイヤード 宮下嶺夫訳 一九三七円 |
| 1989年、NYタイムズの名書評者として活躍していた著者が前立腺癌を告知された。そのとき彼はなぜか心の高揚を覚える。まるで人生の謎が解けだしたかのように。病と死の文学を繙き、死の瞬間まで自分らしく生き、死を向かえるスタイルを探求。秀逸なメモワール。 |
| 雨のち晴子 |
| 山下泰司 一八九〇円 |
| 生まれてきた子どもは水頭症だった。いままで気ままに暮らしてきた夫婦の生活がハルパンの誕生で一変。はじめて生まれてきた子どもに障害があったとき、親は何に不安を感じ、どのように行動するのか。普通の家族の普通じゃない日常をつづる子育てエッセイ。 |
| 癒える力 |
| 竹内敏晴 一五七五円 |
| 私たちの「からだ」はみずから癒える力をひめている。閉じこめられた「からだ」を目覚めさせ、新しい自分を見いだすには、どうすればよいか? からだの語ることばに耳を澄まし、人と人との響きあう関係をひらく本。 |
| 脳死移植はどこへ行く? |
| 向井承子 一八九〇円 |
| 臓器移植という過渡期の医療のために、人間の死を「法律によって」変えてしまっていいのだろうか? 臓器移植法をめぐるさまざまな疑問を、わかりやすく解き明かしつつ、ドナーカードにサインするまえに、一人一人が考えておかなければならないことを、生活者の立場から明らかにする、書き下ろしノンフィクション。 |