ぼくは本屋のおやじさん
早川義夫 一四七〇円
本と本屋が好きではじめたけれど、この商売、はたでみるほどのどかじゃなかった。小さな町の小さな本屋のあるじが綴る書店日記。「素直に語れる心のしなやかさがある。成功の高みから書かれた立志伝には求めがたい光沢が見いだせる」(朝日新聞評)

生きのびるためのデザイン
ヴィクター・パパネック 三一五〇円
デザインを、安易な消費者神話の上にあぐらをかいた専門家たちの手にまかせきってはならない。空き缶ラジオから人力自動車まで、豊かな思考と実験に支えられたかつてない生態学的デザインを追求する、世界的反響を呼んだ「パパネック理論」の待望の完訳。

偶然を活かす発想法
ジ ョーンズ・文 オブライエン・絵 左京久代訳  一九九五円
間違いはだれにでもある。でも間違いから学ばなければ、間違っても意味がない!コーヒー、ウスター・ソース、電子レンジ、レーヨン、ステンレス、ドライクリーニング……。これらの偉大な発明は、どんな偶然や間違いから生まれたのか。モノ誕生のウラにある意外な真実を掘り起こす50の物語。子どもから大人まで、だれが読んでも役に立つ。

鉛筆と人間
ヘンリー・ペトロスキー 三八七三円
ラテン語で「小さなしっぽ」を意味し、ダ・ヴィンチらの偉人が愛しんだ鉛筆。銀筆、鉄筆、ダイヤモンド筆など、無数の技術者の夢が三千年にわたって材質や形を変えてきた。技術史を丹念にたどり、鉛筆と人とのかかわりあいを明らかにする壮大な分化史。

新教養主義宣言
山形浩生 一八九〇円
どうせドン詰まりで打つ手なしの二ッポンなら、もっとアクロバチックでクレイジーな提案をしていこう。選挙権の売買、消費税の連続的引き上げ等々、21世紀の日本社会へ向けた、一見暴論だけど実はまじめで巧妙な提案の数々。いま望まれる新しい知の集積。

できればムカつかずに生きたい
田口ランディ 一四七〇円
ひきこもりの末亡くなった兄のこと、大人に絶望していた17歳の頃について、犯罪被害者たちは恨みつらみをどう晴らせばよいか、プチ家出をする少女たちの心情とは……事件、心の病、家族間・世代間の軋轢などを題材に送る、ピュアな心の処方箋。

20世紀をつくった日用品
柏木博  二四一五円
この100年はモノが主役だった。ファストフード、自動販売機、ポールペン、掃除機、エレベーター、永久機関、パソコン……。今世紀に入って、爆発的に普及したさまざまなモノたちの起源をたどれば、大量 生産、使い捨て、衛生観念、プライバシー、情報伝達など、20世紀文化の特徴が見えてくる。デザインから見る20世紀の日用品博物館。

20世紀はどのようにデザインされたか
柏木博 一九九五円
20世紀のデザインはどのような理想を掲げたのか? 20世紀をリードしたアメリカのデザインとは? モダンデザインの先駆・バウハウスとは? デザインをはじめ、広告、戦争、サブカルチャーなど20世紀の特徴的現象を掘り下げる、20世紀デザインの歴史の決定版。

手仕事の生活道具たち
片柳草生 二三一〇円
毎日使う、身辺の道具だからこそ、竹、木、ガラス、布など自然素材のやさしいものを選びたい。テレビのリモコンを入れる小さな竹の籠。料理によってかえる大小の木杓子。銀の耳掻き。赤ちゃんのための漆の椀……。日本、アジア、インドなど、いまもコツコツと受け継がれる手仕事の道具から、使いやすい丈夫なものをを紹介。実用を重視すると、シンプルで美しい大人の雑貨に辿りく。

インテリアと日本人
内田繁 二一〇〇円
畳の部屋はちゃぶ台ひとつでダイニングに、ふとんを敷けば寝室に。障子や襖は気配まで遮断しないやさしい仕切り――いま、日本の伝統的身体・空間感覚がインテリアデザインに生かされ、世界で高く評価されている。わが国を代表するインテリア・デザイナーが、創作の実際に則して〈日本的空間とインテリア〉の特質を解きあかした本。


*表記の定価は2003年09月現在のものです。定価、仕様は予告なく変更する場合があります。
自分の仕事をつくる-この本の読者のために