アメリカが変わった。
 日本が変わった。
 戦争が変わった。
 九月十一日のテロからアフガン戦争、そして、イラク戦争と、めまぐるしく情勢が動いている。
 そして、日本でも、周辺事態法から有事法制、イラク支援法と「戦争できる国」への準備がちゃくちゃくとすすめられている。
 新聞やテレビのニュースだけではわからないさまざまな疑問に明晰に答える。

 なぜアメリカは次から次へと戦争をするのか?
 日本はそんなアメリカにどこまでついていくのか?
 アメリカの新しい帝国主義とはどんな帝国主義か?
 沖縄の米軍基地は何のためにあるのか?
 日米新ガイドラインと周辺事態法とは何か?
 有事法制とは誰と戦争するための法律なのか?
 そして、憲法第九条はどうなるのか?

 9・11からイラク戦争までアメリカの行動の底流にあるものをとらえ、それにどう対処すればよいのかを指ししめす最新の論集。