「序詩」(A・C・スウィンバーン作)

 これなべて君が情欲の新酒
 リプス四枚相摩し接し
 ヘアとまつ毛の燃え立ち醸せしもの。
 蛇の舌先ちょろりと出でて
 けらくのつばは塩からく
 海のみなわにまさりけり。
 炎と思えば、今はまた
 ワインの如くこぼれ出ず!

 第1章〜第6章

 あとがき(訳者)
 巻末エッセイ(高山宏)