憲法と戦争

ダグラス・ラミス 一八九〇円
憲法第九条は死んだか? 交戦権とはどんな権利か? 国家はなぜ戦争をするのか? 日米ガイドラインは何を目指しているのか? ――憲法と戦争をめぐるさまざまな問題を根源から問い直し、これからの「日本国憲法」を考えるために大きな示唆を与える本。

世界がどんなになろうとも役立つ心のキーワード

香山リカ 一六八〇円
コンプレックス、強迫神経症、パニック障害、境界例、ひきこもり……心についての不安をみんなが抱えて生きている時代。でも基本的な知識をおさえておけばだいじょうぶ。「心の時代」を象徴するさまざまなキーワードについて、心の問題の専門家・香山リカがかみくだいて解説します。世界がどんなにタイヘンでも、心の持ちようでなんとかなるさ。

根をもつこと、翼をもつこと

田口ランディ 一四七〇円
多発する幼児虐待事件、成人式で暴れる青年たち、8月6日の広島で体験したこと、いまも地雷が埋まるカンボジアの現実……、いま生きていくのはキツくてたいへんなことだけれど、でも私たちには想像力という魂の翼がある。『できればムカつかずに生きたい』で第1回婦人公論文芸賞を受賞した作者による、待望のエッセイ集第4弾!

できればムカつかずに生きたい

田口ランディ 一四七〇円
疾風怒濤の半生を送ってきた田口ランディは、何について悩み、考え生きてきたか。ひきこもりの末亡くなった兄のこと、大人に絶望していた17歳の頃について、犯罪被害者たちは恨みつらみをどう晴らせばよいか、プチ家出をする少女たちの心情とは……事件、心の病、家族間・世代間の軋轢などを題材に、ケタ違いの説得力でせまる人生指南コラム集。

生きちゃってるし、死なないし

今一生 一六八〇円
いま、10代〜20代の若者の間で顕著な広がりをみせている自傷癖。「生きている実感が持てない」などの誘因で手首を切る彼らの心情は、はたしてどのようなものなのか。自殺未遂から自傷癖まで、数多くの「死にたがる人々」「自分を愛せない人」との対話を重ねてきた著者が、出口の見えない自傷の世界からの脱出口をさぐるルポルタージュ。

期間限定の思想

内田樹 一八九〇円
よきおじさんとして生きるための必読知的参考書『「おじさん」的思考』に続いて贈る、おじさんエッセイ第2弾。成熟した大人である「ウチダ先生」が、ヴァーチャル女子大生を相手に、大人になるためのお説教を連発。現代思想の研究家であり、武道家であり、全身豆知識とも呼ばれる著者が、その薀蓄を傾けて熱く語る、日本社会への苦言・提言集。

「おじさん」的思考

内田樹 一九九五円
「父性」について語ればフェミニストに反発され、戦争責任について語れば右派・左派双方から攻撃され、おじさんの立場はムズカシイ。リベラルでありながら、イデオロギー的に硬直もせず、肩肘はらない柔軟な考え方・生き方はないものだろうか?「常識」が通用しない時代において、成熟したよき「おじさん」として生きるための必読知的参考書。

チェルノブイリ診療記

菅谷昭 一九九五円
世界を震撼させたチェルノブイリ原発事故。近隣国ベラルーシは、事故後も子どもたちの甲状腺ガンが激増するなど、多大な被害をこうむった。その首都ミンスクの国立甲状腺センターで、とまどい、葛藤しながらも治療にあたる日本人医師がいる。自らの人生をかけ、医療現場の最前線に一人とびこんだ医師がつづる、知られざるチェルノブイリの現実。

チェルノブイリ いのちの記録

菅谷昭 一九九五円
世界中を震撼させたチェルノブイリ原発事故は、近隣ベラルーシの子どもたちに甲状腺ガンという被害をもたらした。そんな放射能に汚染された現地にひとり飛びこんだ日本人医師がいた。手術指導、集団検診、現地若手医師の育成、子どもたちとの交流……あらゆる面から援助を考え実践した菅谷医師が5年半にわたる活動をつぶさに記録した「いのちの日記」。

雨のち晴子──水頭症の子と父のものがたり

山下泰司  一八九〇円
生まれてきた子どもは水頭症だった。世界一周旅行にも出かけていたお気楽フリーランス夫婦の生活が、“ハルパン”が生まれてから一変。はじめて生まれてきた子どもに障害があった時、親は何に不安を感じ、どう行動するのか。未知のことがらに対して持ち前のバイタリティで立ち向かう、普通の家族の普通じゃない日常を綴る「子育て」エッセイ。

*表記の定価は2003年04月現在のものです。定価、仕様は予告なく変更する場合があります。