いま、子どもにかぎらず、「友だちができない」という悩みをかかえている人はたいへん多い。
 みんなと同じじゃないと怖い、目立つと無視される、意見が言えないなど、自分自身を正直に出すことができにくいという。これは、ひきこもりやいじめなど、深刻な事態にも関連する問題だ。
 この本は、いじめや友情の問題について、世界でもっとも取り組みが進んでいるイギリスで、大きな反響をよんだ一冊。さまざまな身近な例題をあげて、「友だち」について考えていく。
 子どもたち、親たちが気にしている問題、直面しているトラブルについて、「友情度テスト」「絶対に友だちができない法則」「なかなおりをする5つの方法」「親のためのチェックリスト」など、的確に具体的に解決のヒントをあたえてくれる。
 友だちについて考えることは、同時に自分自身の生き方を考えることでもある。友だちづくりに役立つだけでなく、友人関係を題材に、他人を尊重し、自分を大切にすること、人間の個性について考えるレッスンにもなっている。
 子どもから大人まで、共通する普遍的な問題が盛りだくさん。親と子がいっしょに楽しんだり、ビジネスチャンスに活かしたり、広く役立つヒントが満載のハンドブック。