癒される日々 |
ゲーリー・コワルスキー 一六八〇円 |
ことばをもたない小さな動物たちがもたらす豊かな癒しの力。ペットを失うことは愛する家族の亡くすのと変わらない深い悲しみの体験だ。ともに暮らした動物の死をどう受け入れたらいいのだろう。ペットロスから立ち直るための知恵と方法をあたたかくていねいにアドヴァイス。命とは、死とは、人と動物の絆とは何かを考えさせる、心やすらぐ本。 |
犬と分かちあう人生 |
エリザベス・オリバー 一八九〇円 |
阪神大震災でケガをしたり、飼い主をなくした犬や猫、約600匹近くを救助してリハビリし、里親に出した感動的な記録。誰よりもやさしく動物を見つめ、誰よりも厳しく動物保護問題を考える。動物と人間の関係を問いながら、在日30年の日々に人生を分かちあった犬や猫たちとのドラマが胸を打つ。真の愛犬、愛猫家におすすめの1冊。 |
脳死移植はどこへ行く? |
向井承子 |
新鮮な臓器を手に入れるために、法律によって人間の死の定義を変えてしまうことが許されるのだろうか? 脳死移植をめぐるさまざまな疑問を解き明かし、ドナーカードにサインする前に、一人一人が考えておかなければならないことを、明らかにする。 |
がん患者学 |
柳原和子 二七三〇円 |
自らもがんを患った著者が、五年生存をはたしたがん患者20人に深く、鋭く迫ったインタビュー集。患者たちは誰もが、代替医療、東洋医学など、複数の療法を取り入れ、独自の方法をもっていた。それらと病気への心構えは、患者と家族にとって参考とばかりでなく大きな励みとなるだろう。孤立無援に闘ってきた、患者の知恵を集積する、患者がつくるがんの本。 |
強迫性障害からの脱出 |
リー・ベアー 二三一〇円 |
手を洗わずにはいられない。確認せずにはいられない。物をどうしても捨てられない。思考や行動をコントロールできない病、強迫性障害。この病に最も効果があるといわれる行動療法の第一人者による、自分の家で自分で治すための最新・実践テキスト。薬との併用について実際の問題点などをQ&A方式で回答。深刻に悩む多くの人々の福音になる本。 |
雨のち晴子 |
山下泰司 一八九〇円 |
生まれてきた子どもは水頭症だった。世界一周旅行にも出かけていたお気楽フリーランス夫婦の生活が、“ハルパン”が生まれてから一変。はじめて生まれてきた子どもに障害があった時、親は何に不安を感じ、どう行動するのか。未知のことがらに対して持ち前のバイタリティで立ち向かう、普通の家族の普通じゃない日常を綴る「子育て」エッセイ。 |
生きちゃってるし、死なないし |
今一生 一六八〇円 |
いま、10代〜20代の若者の間で顕著な広がりをみせている自傷癖。「生きている実感が持てない」などの誘因で手首を切る彼らの心情は、はたしてどのようなものなのか。自殺未遂から自傷癖まで、数多くの「死にたがる人々」「自分を愛せない人」との対話を重ねてきた著者が、出口の見えない自傷の世界からの脱出口をさぐるルポルタージュ。 |
チェルノブイリ いのちの記録 |
菅谷昭 一九九五円 |
世界中を震撼させたチェルノブイリ原発事故は、近隣ベラルーシの子どもたちに甲状腺ガンという被害をもたらした。そんな放射能に汚染された現地にひとり飛びこんだ日本人医師がいた。手術指導、集団検診、現地若手医師の育成、子どもたちとの交流……あらゆる面から援助を考え実践した菅谷医師が5年半にわたる活動をつぶさに記録した「いのちの日記」。 |
できればムカつかずに生きたい |
田口ランディ 一四七〇円 |
疾風怒濤の半生を送ってきた田口ランディは、何について悩み、考え生きてきたか。ひきこもりの末亡くなった兄のこと、大人に絶望していた17歳の頃について、犯罪被害者たちは恨みつらみをどう晴らせばよいか、プチ家出をする少女たちの心情とは……事件、心の病、家族間・世代間の軋轢などを題材に、ケタ違いの説得力でせまる人生指南コラム集。 |
根をもつこと、翼をもつこと |
田口ランディ 一四七〇円 |
多発する幼児虐待事件、成人式で暴れる青年たち、8月6日の広島で体験したこと、いまも地雷が埋まるカンボジアの現実……、いま生きていくのはキツくてたいへんなことだけれど、でも私たちには想像力という魂の翼がある。『できればムカつかずに生きたい』で第1回婦人公論文芸賞を受賞した作者による、待望のエッセイ集第4弾! |