自分で問題を見つけだして、自分なりの自由な答えを発見していきませんか――そんな問いかけから始まった「みんなで考えよう」の第二弾です。
 今回、話されたテーマは、「あったらいいものって何?」、「このところ思うことって何?」、「きまりって何?」、「親と先生と、どうつきあえばいいの?」です。
 「あったらいいものって何?」を、少しのぞいてみます。ドラえもんのどこでもドアやタイムマシンなどがあげられました。理由は、「学校に遅刻しないですむから」とか「会いたいときに友だちに会えるから」。
 哲学者と中学生13人の会話は、「それじゃあ、お金はどうなの」「わたしなら、もっと生徒の方を見つめてくれる先生が欲しいな」と、ひろがっていきました。
 だれが先生でだれが生徒かわかりません。なんだか不思議な光景です。鶴見俊輔さんは、「ここは寺子屋だ」とニコニコ顔です。
 だれにも相談できずに、ひとりぼっちで悩んでいたら、この本を開いてください。考えるヒントがいっぱい!