目次

序文

ロンドン
スパイ・古巣に戻る
恥ずべき情熱
浣腸器、モロトフ、左側通行
ハイド・パークでレディに言い寄るには
王室のたくらみ
スパイの本場、イギリス
フィッシュ&チップス万歳
カール・マルクスの墓
衣類の買い方
娼婦たちの魅力について
イギリス人を怒らせるな
テムズ川とロシアの潜水艦
パブで酔ってはいけないか
文化と下劣さ
貧乏は恥ではない

ベルリン
ミュンヘンから首都へ
バイエルン・アルプスの「感化エイジェント」
シュロット博士式治療
アウトバーンを行く
ヌーディストのオアシス
ボンのクラブ「マテルヌス」
ベルリンの「秘密チャンネル」
新ロシア人にアドバイス
ユリア・セミョーノフのベルリン
国防軍最高司令部外国諜報局将校との出会い

ワシントン
諜報期間チーフの妻の目で
アンドローポフとの会話
体制の都市
ホワイトハウスの周辺
十六番街の邸宅
ごみコンテナの中のFBI用情報
ダレス空港からスーパーマーケット「ミコヤン」へ
特務機関員の侵入
アーリントン墓地と議事堂
『ワシントンポスト』の記事
性的スキャンダルの都市
ナショナル・ギャラリーからFBI博物館へ
帰国

バンコク
天使の都
場末のレストラン
なんでもない
アメリカ軍人への関心
スクンビット通りのバー
イギリス人ごっこ
グルメの天国
チャオプラヤー河岸のスパイの巣
人民解放軍の機密
インド首相の最良の友
あんたのロシアってどこにあるの

パリ
「屋根」としての妻
パリのふしだらな空気
不貞もどきのスパイ活動
アンジュー河岸通りの謎の女エイジェント
シャブリと鳩
ヘルニアとサン・ルイ島
精神異常になるには
すりとルーブル美術館の恐怖
女エイジェント、オルセー美術館に登場
サン・ジェルマン・デ・プレで
便所のドラマ
モンマルトルの酔いどれ天才たち
「アジール・ラパン」でのランデヴー
ネイ元帥との会話

カイロ
ピラミッドに登る
四千年のほこり
エジプト料理
通信回線としての「オペル」車
パレスチナ人の切手収集家
ルクソールを見ずしてエジプトを語るなかれ
ピラミッドでの愛
諜報員の休暇
スエズ運河の岸辺の秘密
「ヒルトン」会談
町ごとに友を持て
運命よ! わたしをカイロに戻してくれ
ニューヨーク
国連本部で
迷うことのない都会
八十六階まで階段を駆け上げる
レストラン八十軒のコレクション
ブロンクス動物園の秘密
祖国の裏切り者芸能人
ボリショイから来たバレリーナたち
マディソン・アベニューの四つの角
シカゴでの「挟み撃ち」
ホワイトカラーの町での恋

東京
日出る国への長い道程
六〇年代の東京
日本人との最初の会話
スパイの妻への指令
寿司屋の大物
わが友アリタさん
途中に交番

リオ・デ・ジャネイロ
旅行中も働く諜報員
「一月の川」
隠れ蓑の職業
カリオカとは
ブラジル式コーヒー
異国情緒を味わいながら
シュラスカリアの二十四種類の肉
軍艦の女性は災いを招く
リオのビーチ
キリストのモニュメント
睦むことはブラジル人の生業
マラカナン・スタジアム
カーニバル
映画館オデオン座近くでの密会
サンボドロモ

ローマ
コロセウム、こんにちは!
クリトゥンノ四十六番地
スパゲッティ・ア・ラ・キタッラ
KGBとはデリケートな仕事
ナヴォナ広場での会食
世紀の取引
クラウディア・カルディナーレと再会
スタルエノ墓地のフョードル
真実の口
仕掛けられた時限爆弾
教皇に会見