はじめに――なぜボランティアをするのか

 プロローグ

国際NGO―戦地の子どもたちの天真爛漫な笑顔を見たくて 伊藤政子 (50歳)

 1 はじめの一歩 

子どもの声―子どもの気持に寄り添いながら話を聞くんです 山村理恵子
脱企業人―人との出会い。地域のふれあい。生きがい。感動。 丸田諭 (53歳)
選挙―議員さんと直接話ができれば、有権者の意識も変わってくると思います 赤池美香 (31歳)

 2 人間が好き

ぬいぐるみ人形劇団―ボランティア三昧の第二の人生、大忙し。 橋本智枝 (59歳)
非行―一人一人を信じて、すこしでも力になれたらいい 湯田典子(74歳)
ひきこもり―若者たちの自立をとことん支援したい 工藤定次(50歳)
接待宿―お遍路さんのお世話をつづけて二○年。仏さんへの恩返しです。 都築靖夫(56歳)

 3 交流・共感・共生

障害―おからクッキーをつくりながら、仲間たちと元気にやってます 大森和子 (56歳)
在日外国人―外国人とともに住むまちをめざして 山本重幸(46歳)
市民団体交流―「まつり」を通してさまざまな人たちと出会いたい 佐藤ユウキ (22歳)
国際交流―誰でも参加できる「場」をつくりたい 木瀬貴吉 (33歳)

 4 自然にまなぶ

自然のなかで遊ぶ―子どもも大人も一緒に森をひらいて小屋をつくる 四方淳子 (40歳) 四方則行 (46歳)
有機農業―「おいしい、おいしい」って食べてくれるのがなによりうれしいね 大平博四 (68歳)
森をつくる―世界じゅうの森が大変なことになっている……  坂井武志 (63歳)

 5 子どもたちとともに

不登校―行き場をなくした子どもたちにとって居心地のいい居場所とは?  西野博之 (40歳)
虐待―崩壊家庭の子どもたちのエネルギーをどうやって解放するか 三好洋子 (50歳)
稚魚放流―東京の川にサケがもどってくるように 笠島沙織・手老善・松原慧・和田健(17歳)
阪神大震災1―心に傷を負った子どもたちをサポートしたい 樋口和広 (35歳)

 6 いのちの現場

難病―同じ病いの子をもつ親だからこそできることがある 大原千代子 (43歳)
ホスピス―癒されるのは私のほうです  奥山敏子 (63歳)
薬物依存―やめたくてもやめられない「病気」から立ち直るために  森田邦雅 (37歳)
HIV―感染者に対するあらゆる差別撤廃をめざして 五島真理為 ( 歳)
自然葬―葬式・墓について考えなおし、人を大自然に還したい 真田良 (83 歳)

 7 「楽しい」がエネルギー

山村への旅―おおらかな村暮らしが満喫できます  中島安子 (53歳)
長野五輪―オリンピックをきっかけに生まれたボランティアの輪 中島誠之 (35歳) 尾塚由利子 (40歳)
芝居小屋―町おこしは地元商店の若旦那衆にまかしとけ!  高田武則 (46歳)
刑務所慰問―お声がかかればどこへでも行く燃えるバンドです  佐藤文彦 (48歳)

 8 地域でつながる

子育て―地域ぐるみでひとりぼっちのお母さんをなくしたい  中川知子(38歳)
介護―困ったときに助けあえるご近所づきあい感覚が理想です  安福清子(53歳)
識字学校―ドヤ街で出会った人たちがぼくの財産なんです 大沢敏郎 (55歳)
福祉マンション―最期まで自分らしく生きられる住まいを 近山恵子 (51歳)
ミュージカル―過疎の村から世界へはばたく ガート・T・ウエスタハウト(40歳)

 9 技術を生かす

リサイクル1―おもちゃからビデオデッキまで、修理すればまだまだ使えるんだ 中一訓(70歳)
医療活動―現地の人々と活動していると医者としての「やりがい」を感じます 本田徹 (53歳)
高齢者用服づくり―寝たきりの方にもリフォームで着心地のいい服を 裨田昭子 (54歳)
阪神大震災2―仮設で出前ライヴやったら、めちゃ盛り上がってね 伊丹英子
インターネット―チャット荒らしやネット軟派師。相談がふえてます。 中村哲 (45歳)

 10 守りたい、この権利

ホームレス―路上ネットワークで仲間の命を守るんです 湯浅誠  (31歳)
ドメスティック・バイオレンス―暴力に苦しむ日本や外国の女性たちにシェルターを 本木朋子 (27歳)
働く女性―セクハラ、理由なき解雇…まだまだ女性の権利は守られていません 濃沼理子(30歳)
同性愛―ゲイににかんする正確な知識や情報が少なすぎます 新井敏之 (24歳)
基地反対―ジュコンの棲む美しい海にまた米軍基地をつくるなんて 渡具知武清 (44歳)
犬の救援―捕獲のノウハウから里親さがしまで、生半可じゃできません 北浦清人 (47歳)

 11 私たちのめざす社会

住民投票―市民が主役の社会をつくりたい  平賀忠元 (60歳)
防犯―犯罪を未然に防ぐ活動こそが大切です  時田大輔(23歳)
死刑廃止―「人の命を奪った人の命さえ奪わない社会」をめざす  石川顕 (43歳)
リサイクル2―本気でに取り組めば社会は変わります  荻原喜之 (48歳)
NPO支援―社会的なマインドをもった人たちはみんな仲間です  川北秀人(36歳)


編者あとがき――インタヴューを終えて