わが家の新築奮闘記
池内了 一九九五円
宇宙物理学者、家を建てる。太陽光発電。雨水の利用。自然素材の活用。さて、環境にやさしい家とは? 科学者ならではの実証精神とユーモアにあふれる書き下ろしエッセイ。「家を手に入れようと思っている人は、まずこの本を手に入れた方がいい」(藤森照信氏評)

まだ科学が解けない疑問

J・ライ、D・サヴォルド編 福井伸子訳  二五二〇円
なぜ夢をみるのか。なぜ涙を流して泣くのか。なぜ女は男より長生きするのか。なぜ両手利きの生物がいないのか。なぜ惑星には輪があるのか。──迷信や俗説、古典的解釈から最新の学説までを縦横無尽に紹介しながら、わかっているようでわからない〈51の身近な疑問〉を、たのしくていねいに解説する科学エッセイ集。

物理の樹 木下是雄集第一巻
三八七三円
『物理の散歩道』を生んだ物理学者集団「ロゲルギスト」の一員であり、名著『理科系の作文技術』の著者として知られる氏の珠玉の科学エッセイを集大成。日常生活の細部、足下の「ナマな現象」から出発する物理学を、的確なことばで表現し、すぐれた散文となっている。すぐれた科学者は、すぐれた散文家でもある。

山 ひと スキー 木下是雄集第二
三八七三円
『理科系の作文技術』の著者がつづる、少年の頃から親しみ続けた登山とスキーをめぐる愉しい思索、なつかしい友人たちの思い出。「『登頂の真偽』など簡潔でわかりやすい文章に思わずウームとうなってしまう、もっとはやく、多くの人に読んでほしかった」(田部井淳子)「バラエティに富んだエッセイ。たまらなくたのしい本」(山岳評)

日本人の言語環境を考える 木下是雄集第三巻
三八七三円
情報量の急増と国際化の急進展によって、日本人の言語習慣が変革を迫られている。物理学者ならではの大胆かつ実際的な日本語論。「物理学者の提唱する、新しい文体創造である」(外山滋比古)「従来の『文章読本』とは一味違う魅力。本書の文章自体も新しい名文である」(学燈評)

科学という考え方
田中三彦 一九三七円
科学の魅力、それは日常の思考方法の枠を拡げてくれること。宇宙、恐竜、脳、超能力など身近な現象から説きおこし、現代科学の核心に迫るサイエンス・エッセイ32篇。「ビッグ・サイエンスからあやしく揺れている小さな分野まで、実に広く扱っていて、しかも権威主義でない。教条的でなく生きた思想になっている」(池澤夏樹氏評)

地球はいつまで我慢できるか

ジョン・ハート 網野ゆきこ訳 二七三〇円
<緑の生態系への旅>森、湖、山、川、海──私たちをとりまく大自然が危険にさらされている。地球は生きのびられるのか。アラスカ、フロリダ、アマゾン流域、チベット……豊かな生態系に恵まれた地へ気鋭の生態学者が調査の旅に出る。最先端の研究をもとに自然と人間の共生の可能性を探る、渾身のエコロジー紀行。

現代科学自由自在
相磯秀夫、尾河洋一編 二三四五円
人間はサイボーグ化するのか? コンピュータに生命は宿るのか? 現代科学はいま、私たちの想像をはるかにこえた世界へ飛びだそうとしている。科学はどのようにつきあえばいいのか。多田富雄、森毅、養老孟司など20人の科学者たちが、先端の現場を語る、話しことば現代科学入門。「今こそ科学が面白い時代なんだと思えてくる」(宝島評)

星間旅行への誘い
ジュディス・ハーブスト 山越幸江訳 二三四五円
銀河の旅に必要なものは? どんな宇宙船をつくればいいのか。ニュートンやアインシュタインの法則はどうのりこえるか。映画やSFを材料にして、やさしい例で相対性理論をときあかし、人類の宇宙へのチャレンジの歴史を語る。「やさしく学べる宇宙マニュアル」(オリーブ評)「物語風で初心者にも分かりやすい」(スカイウォッチャー評)

動物の「超」ひみつを知ろう
ジュディス・ハーブスト 山越幸江訳  一九三七円
動物は、人間にはとてもかなわない、ふしぎな力をもっている。ゴキブリや犬は地震を予知できる、カエルは化石から生き返る、鳥やエビは地図がなくても行き先を間違えない……だれもが知っている動物たちの、あっと驚くウルトラC。知れば知るほど謎がふえる、科学の愉しいミラクル・ワールドへ出発!


*表記の定価は2001年5
月現在のものです。定価、仕様は予告なく変更する場合があります。