4月刊行の本『イタリア』『森の』『思想する』ー詳細情報、それぞれ追加よろしく。
 イタリアの映画を観るとき、小説を読むとき、旅をするとき、恋人をもつとき……イタリア人特有の考え方や心理がわかると、より楽しめ、深く理解することができる。
 そして、その秘密をとくカギは“言葉”に隠されている。
 日常よく耳にはするが辞書には載っていない「世界一短い言葉」の使い方。
「どんどんミラノっ子っぽくなるね」と言われて喜べない理由。
「信頼は良いことだが、信頼しないのはさらに良い」という古くから培われてきた基本姿勢。
 イタリア人になって一度は使ってみたい「愛」の言葉。 なぜ、マカロニウエスタンはイタリア語版で観るのがおもしろいのか。
 などなど、イタリアならではの魅力あふれる奥行き深い文化を「言葉」をめぐって冒険する、快心書き下ろしエッセイ。
 著者の岡本太郎さんは、旅・映画・音楽を中心とするライター、イタリア文学や字幕の翻訳家として活躍しているが、著書としてははじめての作品となる。
 今年の三月から来年の五月まで、「日本におけるイタリア年」として、映画祭、美術展、オペラ、物産展など多くのイタリアに関するイヴェントが準備されている。
 これを機会に「言葉」というこれまでにはない角度からイタリアやイタリア人をのぞいてみてはいかがですか?