犬、最愛のパートナー
ジョーン・ブラウン 大西央士訳 一五七五円
きみのような犬にはもう二度と会えない……。町中の人から愛されたポインター犬、サイモン。病魔におかされた最期の日々、誇り高く生きようとするサイモンと静に見守る家族の心が深く通いあう。平凡で、愛に満ち、とりわけ勇敢な、ある犬に捧げる鎮魂歌。

ねこに未来はない

長田弘 長新太絵 一六八〇円
かわいいねこたちがある日突然姿を消した。どこへ? なぜ? 厳しく、悲しい現実のなかで、未来を奪われたねこたちによせる暖かい思いやりと限りない友情。珠玉の物語を思わず吹きだしたくなるおかしなカットで飾った愉しくも苦い青春のおくりもの。

猫と話しませんか?
パトリシア・モイーズ 深町眞理子訳 一九三七円
猫は人のことばを理解する。猫があなたに向かって鳴き声をあげるとき、それはあなたに話しかけているのだ。ミステリの新女王モイーズが、二匹のシャム猫を飼う経験と豊富なエピソードをもとに、猫たちの音声を聞きわけ、さまざまな動作を読みとることによって明かす、かつてない猫の言語学。あなたはもう、どんな猫とでも会話ができる!

なんといったって猫
ドリス・レッシング 深町眞理子訳 一四二七円
なぜ猫なのかって? だがそれを考えるまえに、この長い長い年月をどこまで思いかえしてみても、私の生活には猫がいたのだ。彼らは、いつも、そこに、とにかく、いたのだ。好きなのかって? 嫌いなのかって? 「猫のいない人生を私は生きたことがない」それが私の答えなのだ。現代イギリスの第一級の女性作家の傑作猫物語。

だから猫はやめられない
B・クリーバン 犬養智子訳・解説 一八九〇円
猫は何にだってなれる! 耳を引いて身構えれば戦闘機。すんなり寝そべれば人魚。アメリカで人気高いネコ漫画の天才が、この小さな野獣のかわいさ、ずるさ、おかしさを、クールでユーモラスなタッチで描いた傑作キャット・ギャラリー。

ぬけめのない猫とくらすには
エリック・ガーニイ 犬養智子訳 一五七五円
ねこは天才である。ねこがニャーとなけば、人間はオロオロする。ねこを飼われているのはあなたなのか、それともねこに飼われているのがあなたなのか。古代エジプトから今日まで日夜くりかえされてきた、ねこと人間との確執のドラマをユーモアあふれる絵と文で贈る愉快な「ねことくらす法」。気まぐれで気高いねこたちに愛をこめて!

人が動物たちと話すには?

ヴィッキー・ハーン 川勝・小泉・山下訳 二九五七円
人間と動物。一番古い友人どうし。おたがいが理解しあうために、共通の言葉をつくりあげていくこと、それが調教だ。犬や猫、馬たちとつちかった友情のなかで著者は、動物も言葉を持っている、という確信を強めていく。その独創性には、スーザン・ソンタグも驚嘆した。調教師であり英文学者である著者が綴る、真の動物好きに捧げる本。

犬と分かちあう人生
エリザベス・オリバー 三村美智子訳 一八九〇円
阪神大震災の時、真っ先に犬や猫たちのことを心配した人がいた。ありったけの食料と水をもってかけつけ、飼い主を失ったり、けがをした動物たちおよそ600匹を保護。アークの日本での活動を紹介し、ぺットはどう飼うべきかを語る。

子どもたちにとって死とは
エリック・ローフス編 麻生九美訳 一二四〇円
クラスメートの父親が死にいたる病にかかったのをきっかけに、11歳から14歳までの子供たちが死について勉強しはじめた。読書や討論を重ね、身近に死を経験した大人や子供たちにインタヴューして、一年をかけてこの本をまとめた。生の尊厳を知るために欠かせない死の教育について考えさせる、熟読に値する一冊。

癒える力
竹内敏晴 一五七五円
私たちの「からだ」はみずから癒える力をひめている。閉じこめられた「からだ」を目覚めさせ、新しい自分を見いだすには、どうすればよいか? からだの語ることばに耳を澄まし、人と人との響きあう関係をひらく道をさぐる。長年にわたる「からだとことばのレッスン」の現場での経験と洞察をもとに書かれた、いま孤立に苦しむひとにおくる本。

*表記の定価は2000年11月現在のものです。定価、仕様は予告なく変更する場合があります。