1
柳家小三治 「佐渡はよいとこ、フシギなとこよ」
松島トモ子 「トイレは好きだなぁ、落ち着くなぁ」
内海好江「お祭りはジャリの時がいちばん」

2
金子兜太「大正の先輩! ぼくらもやっぱりニヒルです」
高瀬礼文「そば好きは老化現象、だけどうまいな」
郡司正勝「先生、吉原のことなど」
網野善彦「毒の花妖しく咲かせる芸、終わりました」

3
バルタバス
「私、騎馬オペラ『ジンガロ』のオッカケおじん」
清川虹子「浅草は、なるほど笑いの王国だな」
井上ひさし/関敬六
「渥美清さん、『浅草の唄』を唄おうよ」

4
佐野洋子「猫はいいな、犬よりいいな、猫は尾っぽふって寄ってこない」
小宮悦子「ラジオは仕事師の世界、練りものがやれます」
阿川佐和子 「新春談笑、男はバカでなきゃあ、ハハハハ」

5
立木義浩「お互い写真屋の伜、写真のはなしでも」
黒鉄ヒロシ その1
「花は咲けども実はならず、それで ok」
その2
「お父さんはお母さんだ、お母さんはお父さんだ」
柴田政人「『競馬は身のため』……ほんとです」


せちがらい世の中を笑い飛ばし、人生をしみじみと語る話芸の集大成!
小沢昭一さん、井上ひさしさんと関敬六さんとの座談の中で、亡き渥美清さんを偲び次のように語っています。

小沢 『浅草の唄』の「強いばかりが男じゃないと、いつか教えてくれた人」ってね。あれは渥美さんのことをいってるみたいにいまや思えますね。だからあの晩、追悼で一人で風呂で歌いましたよ(笑)。