はじめに

 一 「着る」ことのいとなみ 衣の日本史

海を渡ってきたワタ
ワタ以前の暮らし 草木をまとう
ワタの育たない土地で 北前船で運ばれた木綿
木綿の究極のリサイクル

 二 裂織を伝える人々

裂織の伝統が息づく島 新潟圏佐渡郡相川町
北の果ての民の知恵 青森県十和田市

 三 手仕事のぬくもり

春の人気展示会 長野県原村
古布を生かすよろこび 新潟県佐渡郡
山里を彩るボロ織り 長野県小谷村

 四 裂織の新しい風

ふたたび生命をつむぐ かにた婦人の村(千葉県館山市)
社会とのかけ橋に くすのき作業所(東京都調布市)
織ることは、働くこと生きること あざみ織工房(滋賀県石部町)

 あとがき
 付録 手軽な裂織のつくり方 
 裂織の展示・体験施設