まえがきにかえて

 I 研究者

鶴見良行──歩いてつくったアジア学
山折哲雄──宗教学会の異邦人
高良倉吉──行動する琉球史家
藤森照信──建築界の文学者

 古文書を返して歩く──網野善彦さんに訊く

 II 編集者

長井勝一──『ガロ』学派の育ての親
森まゆみ──地域雑誌からの出発
目黒孝二──活字中毒者の雑誌づくり
粕谷一希──保守的自由主義者の編集作法
上野博正──『思想の科学』の同伴者

 宮本常一のこと──夫人・アサ子さんに訊く

 III 表現者

小沢昭一──放浪芸を探る旅をつづけて
野田知佑──川に暮らす自由人
熊谷博子──体験を活かす映像ジャーナリスト
松下竜一──叙情派作家が描く戦後五十年
大城立裕──沖縄文学の創始者

 あとがき