まえがきにかえて

第一部 患者は語る

1 身近かな仲間たちをたずねる

 一つとして同じがんがあるだろうか?
 武藤すみ子・昴(卵巣がん)
 明かながんの所見は認められません
 久保修哉(胃がん)
 医師をたよったのが、まちがいでした
 匿名希望・女性(子宮、大腸がん)
 歩く──生きるための仕事
 匿名希望・女性(肺がん)
 いろいろな治癒のてだてがある
 匿名希望・女性(卵巣がん)
 痛みがなければ、自宅療養が一番
 平野清子(胃がん)
 寿命──運ってあるのかもしれない
 宮本晧司(食道がん)
 玄米で治そうなんて、アホか
 浜田隆三(肝臓がん、肺転移)
 死と向かいつつ、「普通」を生きる
 松本剛(睾丸がん)

2 代替医療機関の紹介をうける

 生命をとるか、失明をとるか
 匿名希望・両親(網膜芽細胞腫)
 もっとからだにやさしい療法でいきたい
 大野聡克(直腸がん)
 再発させてはいけない
 原田一正(直腸がん)
 頑張ったらだめ、この病気は
 田口克己(胃がん)
 助かりたい、生きて帰りたい
 稲垣徹(直腸がん)
 がんになるための生活だった
 田中通(肺、甲状腺がん)
 再発したら、食いたいものを食う
 匿名希望・男性(肝臓がん、肺転移)

3 アメリカをたずねる

 エンジョイ・ユア・ライフさ
 大関修作(大腸がん)
 ネバー・ギブアップ!
 阿岸明子(卵巣がん)

第二部 専門家にきく

 がん患者はなにを怒り、恨むのか 石川寛俊
 抗がん剤治療、その選択権は誰に? 福島雅典
 私が代替医療に与しない理由 近藤誠
 開業医が進めるサイコオンコロジー 河野博臣
 消化器に学ぶ──食生活とがん 大原純一
 栄養学はがんに無力か? 中村丁次
 日米のがん医療現場を解読する 入江健二
 宗教なき時代のがん医療 森岡正博

第三部 再生──私とがん