昼月の幸福 |
片岡義男 二六五〇円 |
「昼の月が出ているのを見ると、僕は幸せな気持ちになる」空、雲、雨、霧、陽ざし、風、海、三ケ月、昼の月……。自然がもたらす確からしさと、そこから受け取る淡くせつなくほのかにメランコリックな幸福感。不自然のきわみである現代の都市生活のなかから、自然をとりもどすには? エッセイと写 真で綴る、片岡流・五感の研ぎすましかた。 |
片岡義男〔本読み〕術・私生活の充実 |
シリーズ〔日常術〕12 一二六四円 |
よく出来た本は美しく、面白い。面白い本を読むことこそ、私たちの生活を充実させてくれる最高の快楽なのだ。『ライ麦畑でつかまえて』の読み方や、現代アメリカ小説の味わい方、本読み旅行のすすめ、自らのストーリー術の秘密、そしていまいちばん輝いている女性作家たちのことなどを語る、片岡義男のブックランド。カラー写 真97葉収録。 |
彼とぼくと彼女たち |
片岡義男 一〇三〇円 |
旅とオートバイを愛する男との友情。ブラックベリーでスニーカーの紐を染める女性の話。サーフィンを教えてくれた友の死。冷えたミソ汁に寄せる情愛。──海の風と高原の香りにみちたエッセイとショート・ストーリーのかずかずで構成する、新しい形式の読みもの。現実と夢が交叉しながらきらめく、もうひとつの片岡義男ランド。〈犀の本〉 |
ロンサム・カウボーイ |
片岡義男 一〇二九円 |
夢みたいなカウボーイなんて、もうどこにもいない。でも、自分ひとりの心とからだで新しい伝説をつくりだす、埃まみれの男たちがいなくなってしまったわけではない。長距離トラックの運転手、巡業歌手など、現代アメリカに生きる〈さびしきカウボーイ〉たちの日々を、この上なく官能的な十四の物語に結集した、片岡義男の連作小説集。 |
町からはじめて、旅へ |
片岡義男 一二六〇円 |
サーフィンは地球との無邪気なたわむれなんだ。ぼくたちに残された最後の場所、それは南海の楽園! 椰子の根もとにすわりこみ、三千海里の幻の海原を旅するとき、ぼくたちの新しい夜は明ける。好評『10セントの意識革命』につづく、東京はぐれ鳥・片岡義男の魅力あふれるフィーリング・エッセイ。若者たちのための新しい文化論。 |
片岡義男31 STORIES |
全2巻 各巻二九四六円 |
男がいて、女がいて、風が吹きぬける。それだけで、無数のストーリーが生まれる?????????。片岡義男がこれまでに書いた多くの作品の中から29篇を選びぬ き、さらに書下し新作2篇を加えて贈る、待望の傑作集。付録として、片岡義男が自らの小説作法をはじめて明かしたインタヴュー「ぼくの〔ストーリー〕術」を収録する。 |
10セントの意識革命 |
片岡義男 一二六四円 |
ぼくのアメリカは、10セントのコミック・ブックだった。そして、ロックンロール、通 俗ハードボイルド小説、カウボーイ映画と、色とりどりに渦まいた、安くてワクワクさせる夢と共に育った著者が、体験としてのアメリカを官能的に描くはじめてのエッセイ集。この、私たちの意識革命の源泉を的確に探りあてる本を、すべての若者に贈る。 |
アメリカ小説をどうぞ; |
R・カーヴァー他 片岡義男編 三二六二円 |
アメリカの物語は家族の物語だ。男と女。女と女。生と死。出会いと別れ。アメリカ小説の第一級の読み手である片岡義男が、17人の書き手の17の短編を、ここに選びだした。R・カーヴァーの「ふくろ」やJ・A・フィリップスの「家」B・A・メイスンの「シャイロー」など、現代アメリカの生の光景がきらめく珠玉 のアンソロジー。 |
ペーパーバック大全 ──USA1939-1959 |
ピート・スフリューデス 渡辺洋一訳 四九九五円 |
〈ポケット〉〈ペンギン〉〈ポピュラー〉〈バンタム〉──名だたるペーパーバックの出版史をたどり、ナイーブで大胆、荒唐無稽で芸術的な、たゆまぬ 挑戦にみちたカバーイラストとデザインの変遷を跡づける。カラー図版110点、モノクロ図版180点を付す。「研究書の領域を越えて、20世紀に君臨したアメリカ文化の探検記の趣がある」(週刊文春評) |
アメリカB級グッズ道 |
米沢嘉博 二一〇〇円 |
アメリカは、今空前のモノ集めブーム。マリリン・モンローのポスター。「スーパーマン」のアメコミ、プレスリーのレコード盤……あらゆる大衆消費財がコレクションの対象だ。その中からアメコミ、映画、SF、オモチャなど、マニアの世界を探訪。入手方法、価格、コレクトショップの情報など紹介。モンドでカルトなMade in USA図鑑。 |