これからの集合住宅づくり
延藤安弘+熊本大学延藤研究室 二九四〇円
古い団地の建替、住宅地の再開発などを機に、全国各地で住民参加の集合住宅づくりが積極的にすすめられている。著者自身をふくむ16家族が誰も体験したことのない集合住宅づくりにいどんだ、熊本市の[Mポート]ほか、集合住宅に新しい価値をもたらした全国12の事例をきめこまかに紹介、新しい集住生活を提案する。写 真・北田英治

まちづくり読本 ──「こんな町に住みたいナ」

延藤安弘  一九六八円
この町で何が起こったか? 自分たちの住む町は自分たちの手でつくろう。そう考えて立ち上がった、19の町(日本17、海外2都市)の住民たち。そして、それを支える自治体や専門家たち。子どもから老人まで巻きこんで進められるユニークな「まちづくり」活動の実際を紹介。今日のまちづくりが住民の生き方の問題であることを実証する。

こんな家に住みたいナ──絵本にみる住宅と都市
延藤安弘  一九九五円
家は一戸建てでなきゃ、という人も、マンションが好き、という人も、もう一度考えてみよう。世界の絵本のなかに、住宅と都市を住み手にとりもどすための、知識と知恵を読みとる。「私たちは、もっと素敵な住宅、環境、都市に住むことはできないものだろうか? 住める、とこの本の著者は答える」(週刊朝日評)

祭りとイベントのつくり方
鶴見俊輔・小林和夫編  二九四六円
全国各地の町や村で、いまほど祭りが必要とされている時はない。祭りの準備、その実現、日常生活への還元について、豊富な成功例と失敗例を知る22名の人々が、文化・経済・情報・コミュニティー・法律などあらゆる角度から議論をたたかわせた。いま本当に求められている祭りとイベントづくりをさぐり、体験に基づくノウハウを集約する。

冒険遊び場がやってきた!──羽根木プレーパークの記録
羽根木プレーパークの会編  二三四五円
火をたいてもいい、刃物を使ってもいい、小屋づくり、泥投げ、なんでも来い! 自分の責任で自由に遊ぼう──住人たちの手によってこんな遊び場が東京の住宅街にあらわれた。現代の都市社会になくなりかけた人間のきずなをとりもどそうとする、十年にわたる活動と、そこで育つ子どもたちの姿を、いきいきと記録する。

ハンドブック 子どものための地域づくり
あしたの日本を創る協会編  二九四〇円
原っぱ、河原、路地……子どもにとって恰好の遊び場だった空間が失われている。地域の住民自身の手でなんとかならないだろうか? 仲間づくりから資金あつめ、事故処理から学校との協力まで、子どもの自由な遊び場づくりを目指して活動する住民たちの体験と知恵を集め、活動にまつわる一つ一つの問題に、具体的にかつ実践的に答える。

老人と生きる食事づくり ──老人給食協力会〈ふきのとう〉の記録

老人給食協力会〈ふきのとう〉編  一七三三円
毎週金曜日の昼になると、東京世田谷にある桜丘区民センターに、地域に住む老人たちが集まり、ボランティアの主婦のつくった食事を楽しむ。一九八三年にスタートして以来、老人給食を通 じて、子供から老人まで地域に暮らすすべての人が共生できる町づくりをめざして活動を続ける主婦グループの七年間の記録。

世界一のまちづくりだ
石山修武  二三四五円
舞台は宮城県気仙沼市、この町が世界一の港町をつくり上げようとする。その愉快な冒険談をする。是非とも聞いてもらいたい──(本書より)。日本の田舎の町ではどこでも若者の姿なく、シャッターを閉めたっきりの商店が目立つ。そんな町々で、自分の住む町は自分の手でと、立ち上がった住民たちの奇想天外な故郷づくりの物語。

わが町発見──絵地図づくりからまちづくりへ
世田谷まちづくりセンター編  二四四七円
町で何かをみつけたら、それを絵地図にしてみよう。全国のまちづくり人の注目を集める「世田谷まちづくりコンクール」そこによせられたユニークな作品を多数紹介、住民のパワーをまちづくり活動に結びつけるノウハウを公開する。「読んでも見ても楽しいな、というようなまちづくりのソフトのテキストです」(建築とまちづくり評)

まちづくりゲーム
ヘンリー・サノフ 小野啓子訳  二九五七円
ゲームをしながら町づくり。町をデザインしてみよう。身近な環境こそ自分たちの手でつくっていきたい。この町の問題はなにか? どうすればいいんだろう? みんなで解決策を発見するために、自由でやわらかな発想・選択・合意を導きだすための26のゲームをおさめる。日本の読者のため東京・世田谷でのワークショップ例を付した町づくりガイド。

*表記の定価は2000年1月現在のものです。定価、仕様は予告なく変更する場合があります。