1
ある日、神保町で 12 
神保町との付き合い方 19 
20世紀終わりの私空間 22

2
読書する日常 28 
春休みの漱石体験 33 
あの頃読んだ本『グレート・ギャツビー』 35
いつか読みたい『新しい科学』 36 
私を変えた一冊『人間・この劇的なるもの』 38
一冊の本『精神現象学』 40  
文庫本に夢中だった学生時代 44 
二十代が終わる時に出会えた本 48 
世田谷区立中央図書館 49
現早稲田大学中央図書館の充実ぶり 52 
ことしソファーベッドで一番熱心に読んだ本 55
本とコンピューター 57 
読書する場所 59
明治の『追悼録』を読む 松山巌との対談 65

3
明治の上京少年たち 74 
明治末のPR雑誌----『學鐙』、『図書世界』、そして『時好』 82
石井研堂『明治事物起原』 90 
内田魯庵『魯庵の明治』 98 
田山花袋『東京の三十年』 108 
秦豊吉と丸木砂土 116

スタンレー鈴木のニッポン文学知ったかぶり
カルトを超えたウルトラ・マイナーは偉大なニッポン文学 122
ニッポン・ミニマリズム文学における「飲み屋」という「宇宙」 128
近代日本出版文化史の中の内田魯庵 134 
古本屋にならぬ法 137
『日本のシュールレアリスム』を読んで 141
卒業生御三家に見る校風の研究 143

4
『東 譚 』をめぐる二人の校正者 152 
大正八年八月九日の、「一寸学校へゆく」について 166  昭和「食べある記」ブーム考 170
お膳のルール 179 
最期の丼 183 
だるま食堂のちらし寿司 190 
太宰治の生々しさ 194 
ランドセルを背負い続けた人 200 
色川武大の「空白」期間 204
色川武大が生まれた町 208

5
『玄洋社発掘』を読みはじめていた 218 
伊藤正雄『忘れ得ぬ国文学者たち』 229
田氏の残した「遺言」とは? 232 
さすがはライオネルの妻、さすがはダイアナの夫 236
文学は老年の事業 239

金子一平のTVウオッチング
一九九三・十〜一九九四・九 241

6
わが青春のヒーロー 258 
人力車夫の思い出 259 
「早稲田」大学で私が学んだもの 265
当世女子短大生気質 268 
「アルジャーノン」が女子大生に愛される理由 270
年齢七掛け 274

7
私の住む町--------世田谷区 278 
オレンジ電車でお買い物 282
植草甚一の日記を読むと、古本屋に出かけることになる 290

あとがき

初出一覧