ベジタリアンの文化誌
鶴田静 定価二〇三九円 本体一九四二円
ジョン・レノン、宮沢賢治、ガンジー、トルストイ、オルコット、ソロー、ピタゴラス……。歴史を超えて現代に影響を与えつづける人びとのなかには、多くのベジタリアンがいる。かれらの生きかたを追いながら、わたしたちの文化と歴史を、かつてない「肉食と非肉食」という視点から捉えなおす。新しいライフスタイルとしての「ベジタリアニズム」の提唱。

子どものためのライフ・スタイル カラダにいいものを食べよう
マリリン・バーンズ 鶴田静訳  二二〇五円
わたしたちはなぜ「もの」を食べるのだろう。するとカラダの中でどんなことが起るのだろう。ふしぎに思ったことはないかな? そんなとき読んでほしいのがこの本だ。きみのカラダと食べものに関する情報を、アッと驚く実験やエピソード、クイズやマンガをふんだんに織りこんで、32章にわけて楽しくレクチャー。

宮沢賢治の理想
マロリ・フロム 川端康雄訳 二八五四円
大正十五年。賢治三十歳。花巻農学校を退職、一人の農民として荒地の開墾をはじめる。この生涯転機にあたって、かれは自ら実践すべき理想を一行また一行と書きつけた。これが「農民芸術概論綱要」である。わずか119行の断章にこめられた、賢治のあまりにも鮮烈な夢を解読する気鋭の比較文学者による注目の長篇評論。

子どもためのライフ・スタイル 自然と友だちになるには?
モリー・ライツ 福井伸子訳  二四一五円
自然の仲間たちは、きみのいるところなら、どこにでもいる。きみが、町なかの高層アバートに住んでいても、窓辺に鳥を呼んだり、手作りのプランターで野草を育てたり、虫を観察したりすることはかんたんにできる。身のまわりのものに、ほんのちょっと注意深くなってごらん。ほんとうの意味のアウトドアライフを楽しむための本。

おいしい野菜
ジャン=マリー・ペルト 田村源二訳 二二四三円
かつてはイチゴほどの大きさだったトマト、古代エジプトで崇拝されたタマネギ、真黄色だったニンジン、たゆみない選抜と改良によって、いまの野菜がある。波乱にみちた野菜の歴史を描きつつ、見栄え優先で栄養のない野菜を大量生産するシステムに疑問を投げかける。「行動する植物学者」が野菜への愛をこめておくる「野菜学のすすめ」。

ニンニクと健康
S・フルダー、J・ブラックウッド 寺西のぶ子訳 一九三七円
料理にほんの少し加えるだけで、感染症や成人病の予防、日日の健康維持に驚くべき力を発揮するニンニク。様々な病気やけがを治癒する薬草として、古代から人々の信頼をかちえてきた。その六千年の知られざる文化史をたどり、すぐれた効能を科学的に解きあかした、副作用のないおいしい「万能薬」ニンニクとより深くつき合うための一冊。

ショウガは効く ──究極の家庭薬

スティーブン・フルダー 寺西のぶ子訳 一九九五円
驚くべき薬効をもつショウガ。胃の不調、消化不良、便秘、心臓病予防、乗物酔い、かぜ、気管支炎、リウマチ、月経不順、解毒、高コレステロールなどに効きめがあります。医学や植物学、民話から最新科学、料理やお菓子のレシピまで、ショウガをめぐる話題を満載。自然の助けを借りて、自分の力で健康を維持したい人に、お勧めの本です。

トウガラシの文化誌
アマール・ナージ 山本紀夫他訳 二九四〇円
なんと挑発的! 辛い。なのにやめられない。耐えるうちやがて快感に。人とトウガラシの、この滑稽な関係とは? 世界一辛い種。薬効。アンデスへ遡る起源。タバスコ裁判。覚醒作用…。世界の食卓を席捲する「第五の味覚」の謎を明かす。新しい食文化を探るトウガラシ大全。「目から鱗がばらばら落ちた。読む喜びに至福の日々」(椎名誠氏評)

穀物をもっと楽しもう
林弘子 一九九五円
キビ、アワ、ヒエ、麦、豆、アマランスから、黒米、赤米といった古代米、アレルギー体質の人にも最適な古代エジプト小麦「カムット」まで。基本的な下ごしらえ。それぞれの特徴をいかした食事づくり。お菓子、パンづくりに合った利用法。季節ごとの楽しみ方。レシピ……。おいしくてからだによい穀物を、もっと楽しく食べる術を伝授する。

ベジタブル・オイルの本
ティータイム・ブックス編集部 編 一九九五円
オリーブオイル、グレープシードオイル、ピーナッツオイルなど、健康にもよく、しかもおいしいベジタブル・オイルがいま注目されている。その全貌を明かす食用油読本の誕生。小豆島のオリーブオイル生産を訪ねたイラスト・ルポ。世界のベジタブル・オイル事典。秘伝のレシピ26品。ゴマ油に纏わる愉快な物語。食用油の常識が大きく変わる。