新版 これからの図書館
菅原峻 一九九五円
独自の地域文化を生み出すそんな生き生きした図書館を、どう創りだしていくか──。音楽会、科学実験、囲碁の一戦、畳のうえでの読書といった自由で楽しい利用法。館員の仕事、コンピュータ化。ネットワークづくりまで、全国の公共図書館の実例をもとに考え、実践的な14の提言と手引を示す。図書館の未来を私たちの手で切り拓くための必読の書。

徹底活用「オンライン書店」の誘惑
津野海太郎編 一八九〇円
欲しい本が探せない! 手に入らない! そんな読者の声を背景に注目を集めるインターネットのオンライン書店。アマゾン・コム、紀伊國屋BOOK WEBなど、現在利用できる国内外の代表的なオンライン書店を網羅し、各オンライン書店の特徴、その利用方法、検索の仕方などを紹介する、オンライン書店利用者のための本格的ガイドブック。

もしインターネットが世界を変えるとしたら
粉川哲夫 一九三七円
インターネットはマスメディアでもミニコミでもない。無数の「私」がつくるメディアが相互にリンクしあって世界をおおう。「私」のいるローカルな場がトランスローカルな場に変容する。それがインターネットだ。国家による暗号技術の独占など、こうした変容を阻む巨大な力に抗して、はたしてそれは世界を変えることができるのだろうか?。

古本屋 月の輪書林

高橋徹  一九九五円
消えた人、消された人、忘れさられた人。本が人であるなら、古い本から一人でも魅力ある人物を見つけ出し再評価したい。月の輪書林の古書目録「美的浮浪者・竹中労」には一万冊を超える古本が並び、世の本好きをうならせた。古本市場での手に汗にぎる対決、目録作りの醍醐味、どうしたら古本屋になれるのか……。本が乱舞し人が踊りだす奮闘記。

YA(ヤングアダルト)読書案内
赤木・金原・佐藤・半田編 三一五〇円
この本はヤングアダルト(13歳〜19歳)のための初めての本格的ブックガイドです。学校、友だち、家族、冒険、恋、SEX、コンピュータ、宇宙、死……40のテーマで600冊の本を紹介します。中学一年生が読めるようルビを付け、図書館や書店の利用のしかたもていねいに解説しています。巻末には索引をかねたブックガイド付き。大人も楽しめる読み物です。

印刷はどこへ行くのか
中西秀彦 一八九〇円
1992年、京都の中西印刷はついにコンピュータを導入。活版の時代が終わった。そして現在。DTP、印刷工程のフルデジタル化、オンデマンド印刷、CD-ROMやインターネットなどの、電子出版の登場など、印刷の現場はめまぐるしく動いている。本とマルチメディアとは共存できるのか。街の印刷屋さんの21世紀にむけた挑戦の記録。

活字が消えた日 ──コンピュータと印刷
中西秀彦 二六五〇円
「漢字を生きのびさせるにはコンピュータ化しかない!」活版印刷では日本有数の技術をもつ中西印刷が電算組版を導入することになった。校正ゾンビの出没や奇怪なJIS漢字コードに悩まされ、はては電算部門と活版部門との軋轢が……。難問山積のなか活版の名人芸に劣らぬ品質の組版・印刷の技をあみだしゆくまでの書下ろしノンフィクション。

品格なくして地域なし
関川、日下、奥本、森、津野 二二〇五円
道路、テーマパーク、劇場……ハード優先の町づくりブームは終わった。関川夏央、日下公人、奥本大三郎、森まゆみ、津野海太郎ら五人の論者が「品格ある地域」をもとめて日本各地を旅した。地方独自の商業。豊富な自然と美味なる産物。地方の個性を生かして働く人びと。これからの「町づくり」への具体的なヒントに満ちた、地域文化旅日記。

世界一のまちづくりだ
石山修武 二三四五円
舞台は宮城県気仙沼市、この町が世界一の港町をつくり上げようとする。その愉快な冒険談をする。是非とも聞いてもらいたい──(本書より)。日本の田舎の町ではどこでも若者の姿なく、シャッターを閉めたっきりの商店が目立つ。そんな町々で、自分の住む町は自分の手でと、立ち上がった住民たちの奇想天外な故郷づくりの物語。

まちづくりゲーム
ヘンリー・サノフ 小野啓子訳 二九五七円
ゲームをしながら町づくり。町をデザインしてみよう。身近な環境こそ自分たちの手でつくっていきたい。この町の問題はなにか? どうすればいいんだろう? みんなで解決策を発見するために、自由でやわらかな発想・選択・合意を導きだすための26のゲームをおさめる。日本の読者のため東京・世田谷でのワークショップ例を付した町づくりガイド。