世界一の日常食 ──タイ料理 歩く食べる作る
戸田杏子 一五二九円
タイに着いた夜は、辛い辛いヤム・ヌア(牛肉サラダ)とシンハ・ビールでまずは乾杯! タイ料理の魅力に取りつかれた一人の日本人女性が、タイの国をくまなく歩きつつ食べ、食べつつ歩く。ニューヨークでも東京でも人気沸騰、エスニック料理ブームに火をつけた、タイの日常食の本当のおいしさを伝える、レシピつきクッキング・レポート。

アジアごはん紀行
向山昌子 二二〇五円
「こんにちは」「ありがとう」「いくら?」そして「おいしい」の四つのことばを覚えればどこへでも行ける。地元の人が食べている「普通のごはん」を求めて、大衆食堂や一般家庭の台所をのぞき込みながら、アジア・アフリカ12カ国を訪ね歩く、食紀行エッセイ。日本で普通に手に入る食材で、簡単につくれるおすすめ料理の図解レシピ付き。

アジアの美味しい道具たち
平松洋子 一九三七円
あぁなんておいしい、と舌鼓を打てば、台所には必ず、その「おいしさの理由」を解き明かす「道具」の姿があるのです。ベトナムの朝を彩るコーヒーフィルターから、ココナッツ殻のしゃもじ、雲南の秘具・汽鍋まで、台所道具にこめられた49の美味しい物語。アジアの暮らしの風景から豊穣な食文化の源泉をさぐりあてる、力作書き下ろし。

美しい日本の道具たち
高森寛子 一八九〇円
鉄瓶、お櫃、漆器、ざる、紬、櫛など、いまではあまり目にしなくなった昔ながらの道具たち。もう一度見直して新しい使い方を提案する生活エッセイです。モノづくりする職人の仕事や産地の話、手入れの仕方や、家電機器との相性、現代のマンション暮らしでの活かし方など、モノたちの背景と、道具からひろがる美しい暮らし方をつづります。

トウガラシの文化誌
アマール・ナージ 山本紀夫他訳 二九四〇円
なんと挑発的! 辛い。なのにやめられない。耐えるうちやがて快感に。人とトウガラシの、この滑稽な関係とは? 世界一辛い種。薬効。アンデスへ遡る起源。タバスコ裁判。覚醒作用…。世界の食卓を席捲する「第五の味覚」の謎を明かす。新しい食文化を探るトウガラシ大全。「目から鱗がばらばら落ちた。読む喜びに至福の日々」(椎名誠氏評)

キムチの味
ジョン・キョンファ 一八九〇円
春一番にたんぽぽの和えもの。夏はどじょう汁。そして四季折々のキムチ……。毎日のごはんから特別な日のごちそうまで、食いしん坊の料理家がいきいきと伝える朝鮮の味と暮し。レシピ付。「著者の語り口に誘われて、いく度唾をゴクンと飲み込んだことだろう。この本を読んでいると異文化への憧れがふつふつと湧きあがってくる」(東京新聞評)

ショウガは効く──究極の家庭薬
スティーブン・フルダー 寺西のぶ子訳 一九九五円
驚くべき薬効をもつショウガ。胃の不調、消化不良、便秘、心臓病予防、乗物酔い、かぜ、気管支炎、リウマチ、月経不順、解毒、高コレステロールなどに効きめがあります。医学や植物学、民話から最新科学、料理やお菓子のレシピまで、ショウガをめぐる話題を満載。自然の助けを借りて、自分の力で健康を維持したい人に、お勧めの本です。

穀物をもっと楽しもう
林弘子 一九九五円
キビ、アワ、ヒエ、麦、豆、アマランスから、黒米、赤米といった古代米、アレルギー体質の人にも最適な古代エジプト小麦「カムット」まで。基本的な下ごしらえ。それぞれの特徴をいかした食事づくり。お菓子、パンづくりに合った利用法。季節ごとの楽しみ方。レシピ……。おいしくてからだによい穀物を、もっと楽しく食べる術を伝授する。

秘伝 発酵食づくり
林弘子 一七八五円
安全でおいしい発酵食づくりを、今こそ家庭にとりもどそう。熟成期間による味のちがいを楽しむ味噌づくり。穀物酢と果物酢の作り方・使い分け方。原料となる穀物によってかわる麹の持ち味と活かし方。そのほか、チーズ、しょうゆ、キムチ、干物など。発酵食づくりの秘伝の技をあかした、読んでおもしろく、使ってやくにたつ実践的エッセイ。