日本人の老後
グループなごん編 二九五七円
心とからだ、衣食住、趣味や仕事、家族との関係、介護することされること、死について。百人の生の声を聞きとり、これからの老後のあり方を浮かびあがらせる大型インタビュー集。誰にも訪れる老後を自分らしく生きるために。登場するのは、明治、大正に生まれ昭和をまるごと生きてきた人々。次世代への貴重なメッセージを伝える一冊です。

自立する老後のために
高見澤たか子 二四一五円
老いの日々をどうやって生きるか。息子や娘の家族と同居する。あえて一人暮らしを選ぶ。老人ホームで暮らす。……日本で、ベルギーで、オランダで、それぞれの生き方を選択した人々と、その家族たち、彼らを支える病院や福祉施設を訪ねて、老後の本当の幸福とは何かを問う、書き下ろしノンフィクション。

老親とともに生きる
向井承子 一八三五円
向井さんが老父母と同居しはじめたのは、1972年の春。「親孝行も数年のこと」と思った向井さんの「誤算」とは? 老父母との20数年の暮らしを記録し、日本の老人医療・福祉のありかたを根本から問い直す本。「けっして老人を見放さずに活路を開いてゆく著者の勇気ある知恵と誠実さに心を打たれる」(信濃毎日新聞・青木やよひ氏評)

老人と生きる食事づくり ──老人給食協力会〈ふきのとう〉の記録
老人給食協力会〈ふきのとう〉編 二三一〇円
毎週金曜日の昼になると、東京世田谷にある桜丘区民センターに、地域に住む老人たちが集まり、ボランティアの主婦のつくった食事を楽しむ。一九八三年にスタートして以来、老人給食を通じて、子供から老人まで地域に暮らすすべての人が共生できる町づくりをめざして活動を続ける主婦グループの七年間の記録。

老人が使いやすい道具案内
銀ちゃん便利堂編 一六三一円
ちょっとぐらい体がいうことをきかなくなっても、自分の力で暮らしたい。うまく動かない体を助けるのに、いたれりつくせりの介護機器なんて必要ない。使いやすい道具さえあれば、寝たきりにもならず気持ちよく暮らすことができる。使う人の立場で選びぬいた90の日用品を紹介する、老いとともに生きるための、老いにやさしい生活読本。

老人の好きな献立
老人給食協力会〈ふきのとう〉編 一九九五円
おいしく、食べやすい。量が適正で、栄養のバランスが良い。──老人に喜んでもらえる、そんな献立が83種。デザートが16品。老人のための、はじめての献立の本です。料理のつくりかた、栄養成分表はもちろん、10年間、老人給食ボランティア活動に取り組んできた主婦グループならではの、調理のヒントものせてあります。

高齢者が使いやすい日用品
浜田きよ子 一八九〇円
軽くて大きな拡大鏡、片手で包丁が使える調理台、起き上がりやすい畳ベッド……。小さなものから大きなものまで、元気な暮らしを支えてくれる日用品271種を写真と詳細データつきで紹介。老いにやさしい便利な道具が、どんどん増えています。高齢生活アドバイザーの浜田さんが、京都西陣のお年寄りとともに選んだ優れものばかりを集めました。

高齢者介護サービス利用法 ──調べて、比べて、選ぶ
野中淳子 一八九〇円
在宅福祉サービスをどう利用するか? 入所する施設を選ぶときは何に注意したらいいのか? 消費者生活専門相談員として高齢者介護の問題に経験ゆたかな著者が、最新の調査をもとに、高齢者介護サービス選択のポイントを、かかる金額の比較や失敗例などをまじえて、利用者の視点から具体的にアドバイス。

全国高齢者介護サービスデータブック 99年版
高齢消費者問題研究会監修 三七八〇円
高齢者介護サービスの相談窓口、在宅サービス、入所施設に関する全国の最新情報を一挙収録──資料総数8913。行政による手続なしに、利用者が、みずから相談し、自分で直接契約して利用できる施設・事業者を在宅介護支援センター、ホームヘルパー派遣事業者、老人保健施設、ケアハウス、有料老人ホーム等の16ジャンル別に一覧形式で掲載。

ただいま故障中! ──わたしの晩年学
上野瞭 二二〇五円
はてさて、人生いかに終わるべきか──。友の晩年に想いをはせる。土手の雑草に心を寄せる。本や映画に男と女のままならぬ人生をかいま見る。自らの意志で死を選ぶ「ハムレット法案」の成立を大胆に夢想する。歳を重ね、病いの待ち伏せにあって、はじめて思い至った日々に宿る幸福の感覚。児童文学者の痛快にして味わい深いエッセイ。