週末・八ケ岳いなか暮らし
小宮宗治 一八九〇円
生まれも育ちも東京というエンジニアが、定年退職を機に、八ケ岳山麓に週末のいなか暮らしを実現しようと決心した。土地はどう探す? 費用はどれほど必要で、資金計画はどう立てればいい? 住居にはどんな工夫がいる? 買い物は? 日常の維持管理は? 地元との関係はどう作る? ……自らの体験をもとに綴る〈いなか暮らしの技法〉。

寒山の森から ──憧れの山暮しをしてみれば
田渕義雄 一九九五円
大都会東京から中部高地の金峰山麓に移り住み、薪ストーブを焚いて四度目の冬を迎えた男の「新・森の生活」。100点を越す写真が四季の自然と暮しを語る。イワナ釣、山菜やキノコとり、野菜作り、木工芸、山の料理、ハイキングなど「山の暮しが心から楽しそうに描かれ、同時にアウトドア・ライフのカタログにもなっている」(旅評)

八ケ岳の森から
加藤則芳 一五〇九円
都会生活に別れを告げ、八ケ岳のふもとに移り住んで10年。夏をピークとするペンションのオーナーとしての仕事はさておき、四季それぞれの自然とのつきあいこそ、最高のよろこびなのだ。冬のクロカンスキー、春の野山散策、初夏のオフロード・ライディング、秋のキノコ狩り──アウトドアライフのつきせぬ楽しみを綴る、爽やかなエッセイ。

〈就職しないで生きるには〉 ぼくのペンションは森のなか
加藤則芳 一三二五円
朝の光のなかを、愛車ランドクルーザーを駆って、しぼりたてミルクと高原野菜を運んでくる。カッコウが鳴く。ぼくらの森の一日のはじまりだ。さっぱりと都会暮らしに別れをつげた青年が、八ケ岳のふもとに自然を求める人間たちのためのペンションをつくりだした。家族四人、セントバーナード一匹、きょうもがんばる。

田舎暮らしの達人たち
岡村健編 一七八五円
自分にとって、ほんとうに豊かな生き方とはなんだろう? 野田知佑、C・W・ニコル、イーデス・ハンソン、田島征彦、キャシー中島、上條恒彦、フローレンス西村、藤井旭、佐伯一麦、畑山博、俵萌子、高橋治。田舎ぐらしの達人たちが、山奥で、海で、川ベリですごす日々、自然と生きる喜びを綴るエッセイ集。新しく豊かな人生のヒント満載。

リバー・オデッセイ
田渕義雄 ドン・ロバーツ 二九五七円
ロングセラー「フライフィッシング教書」の著者と米国の自然派作家による待望の書き下ろし。川と鱒釣りの旅をエコロジカルな目で感動的につづり、さらに釣りの最新情報の実用記事も楽しめる。アメリカのモンタナやニューイングランド地方、スコットランドや日本の千曲川山河での経験をじっくりしみじみ読ませる。カラー写真満載。

庭のない園芸家
平野恵理子 一九九五円
歩けばそこが庭になる。ベランダで芽吹きを待ち、町を散歩し、植物園や南の島を探訪する。永井荷風、深沢七郎らの文学や映画に園芸の醍醐味を知る。身近な植物とむきあうイラストレーターによる、都市生活者のための、とっておき園芸術。「安らぎと共感が持てる」(読売新聞評)「ガーデニングをブームに終わらせない条件が潜んでいる」(日本経済新聞社評)

イギリス流園芸入門
中尾真理 二六二五円
庭づくりは王者の楽しみ。それが分譲住宅地の猫の額ほどの庭だとしても。園芸家なら思わずヒザをうつ楽しみ方の数々を綴り、かつ、シェイクスピアをはじめ、英文学に描かれた理想の庭づくりを紹介、園芸家天国イギリス流園芸術の神髄に迫る。園芸愛好家、および、いずれはそうなられる方々に贈る、体験的かつ観想的エッセー。

イギリスの庭が好きです ──コテージ・ガーデン礼讃
岩野礼子 一九九五円
コテージ・ガーデンを楽しむには庭がなくてはならない、ということはない。庭がなければ、ベランダでかまわない。ベランダがなければ、台所の窓辺でかまわない。草花や果樹。ハーブや野菜。庭にすむ小動物や園芸道具。などなど。毎日の庭仕事に役に立つ話題もいっぱい。イギリスの最もイギリス的な庭をめぐる書き下ろしエッセー31篇。

イングランド田園讃歌
スーザン・ヒル 幸田敦子訳 二六二五円
ここは美しい田園風景のひろがるオックスフォード近郊。小さな村での花や野菜づくり。旬の食卓。18世紀の古いコテージに移り住んだ女性作家が、四季折々の魅力をこまやかに綴るカントリーブックの傑作。「田舎暮らしの喜びといきいきとした心の動きが見事に伝わってくる」(京都新聞評)