自分をまもる本 ──いじめ、もうがまんしない
ローズマリー・ストーンズ 小島希里訳  九九九円
いじめは今、私たちがかかえる最も大きな問題。身近な実例をもとに、きずついた心を癒し対処する方法を、やさしい文とイラストで綴る。「いじめ対策」先進国イギリスで大反響を呼んだハンドブック。「子どもたちに向けて『元気を取り戻す方法』を具体的に示す本」(朝日新聞)、「大人にもぜひ読んでほしい」(毎日新聞)など各紙誌絶賛!

YA(ヤングアダルト)読書案内
赤木・金原・佐藤・半田編 三一五〇円
この本はヤングアダルト(13歳〜19歳)のための初めての本格的ブックガイドです。学校、友だち、家族、冒険、恋、SEX、コンピュータ、宇宙、死……40のテーマで600冊の本を紹介します。中学一年生が読めるようルビを付け、図書館や書店の利用のしかたもていねいに解説しています。巻末には索引をかねたブックガイド付き。大人も楽しめる読み物です。

家族?
スタジオ・アヌー編 三七八〇円
失敗しない家族なんてない。離婚、老人介護、単身赴任、受験戦争……。「私たちは自分が直面した家族の問題にこんなふうに対処した」沖縄から北海道まで、17歳から95歳まで、百人の普通の人々が語る普通の人のための人生相談。「変動のさなかの日本の家族状況が読みとれる」(朝日新聞)「家族を考え直す多くの糸口を与えてくれる」(毎日新聞)。

「在外」日本人
江崎泰子・森口秀志編 二九三七円
日本の町や村に外国人の姿が急激に増えてきた。いま、日本人はとまどっている。なぜ? 私たちと別の文化、別の歴史をもつ、だが、私たちとおなじこの土地で共に生きる新しい隣人たちについて、なにひとつ知らないからだ。在日半年から50年までの、35カ国百人が語る「日本と私」。かれらとの長いつきあいのための大型インタヴュー集。

「在外」日本人 ──海外に暮らす108人の仕事と人生
柳原和子 二九五七円
日本を離れたからこそ見えてくるものがある。漁師、板前、ビジネスマン、家政婦、大統領顧問……ひとりの女性が40カ国65都市を駆けめぐり、それぞれの地でダイナミックに生きる日本人のなまの声を聞きとった。戦後50年、私たちの時代を地球規模のスケールで描きだし、世界と日本の未来を問うかつてないインタヴュー・ノンフィクション。

先生とは
ジョナサン・コゾル 石井清子訳 一二六四円
今日「先生」と呼ばれる人々の、真の責任、真の仕事とは何だろうか。危機に面した現代教育を一身に負う「先生」の問題をめぐって、自らの体験と教師たちとの対話をもとに「教える」ということの原点を追求して新たな道筋を示唆する問題作。「教師が現実になしうることを、これほど明快に示した書はない」(中国新聞評)

先生も人間です
ジャック・グリーンシュタイン 中山容訳 二七八三円
教室は舞台です。先生は役者です。子供たちは? 母親は? 父親は? 教育行政ってなんだ? 生徒を静かにさせるだけで手一杯の新任一年目から、ベテラン教師時代、そして板ばさみの校長生活まで、子供たちの中で経験を積みながら真の教師となる道筋をユーモラスに語る。率直で具体的な知恵に満ちた、学校を生きぬくための本。

〈晶文社セレクション〉 学校は死んでいる
エヴァレット・ライマー 松居弘道訳 一六三一円
今日、大きな社会的関心を呼んでいる「学校」。その著しい変化、本来のあるべき姿、働き、使命、課題を考察・論証。イヴァン・イリイチとの十五年にわたる対話と共同研究にもとづき書き下された本書は、「学校」を語る原点をなす名著であり、今日の教育と学校の荒廃をめぐる論議に一石を投じる問題提起の書である。

どうすればいいか 10代心身症
キャスリーン・マッコイ 片岡しのぶ訳 二八五四円
どうしてこういうことになってしまったのか。子供たちは言葉にならない危険信号を発している。登校拒否、万引、暴力、家出、自殺……。今日、10代の彼らが苦しんでいる様々な問題をとりあげ、彼らが背負ってしまった心身症とはどういうものなのか、心をこめて分析・解説。「心を開いた者の耳には、彼らの声が聞えてくる」なだいなだ氏評。