「とってもジュテーム」にご用心! ──ふだん着のフランス語

飛幡祐規 一八九〇円
ごちそうのようにおしゃべりを楽しむ人々の姿と、パリ暮らしで体験する不可思議なできごとを、ふだん着のことばを窓口にして綴る。恋愛における常識や、フランス人のメンタリティを表すユニークな表現を満載。フランス語の洪水のなかで暮らして25年、『ふだん着のパリ案内』の著者による、とびきり愉快できっと役立つ書き下ろしエッセイ。

「アミーゴ」とつき合う法 ──ふだん着のスペイン語
野々山真輝帆 一九九五円
スペインを知る鍵は、日常よく使われる言葉のなかにある。何気なく耳にした言葉を手がかりに、スペイン流人生の真骨頂を探りあてる、書き下ろしエッセイ51篇。カルチャーショックをテーマにした愉快な読み物として楽しむのも良し、スペイン語学習の副読本として役立てるのも良し。『スペイン辛口案内』の著者による楽しい本。

ペーパーバック大全 ──USA1939-1959
ピート・スフリューデス 渡辺洋一訳 四九九五円
〈ポケット〉〈ペンギン〉〈ポピュラー〉〈バンタム〉──名だたるペーパーバックの出版史をたどり、ナイーブで大胆、荒唐無稽で芸術的な、たゆまぬ挑戦にみちたカバーイラストとデザインの変遷を跡づける。カラー図版110点、モノクロ図版180点を付す。「研究書の領域を越えて、20世紀に君臨したアメリカ文化の探検記の趣がある」(週刊文春評)

わたしのオックスフォード
川上あかね 一七八五円
11世紀以来の伝統を誇るオックスフォード大学に、17歳の日本人女性が正規の学生として入学した。徹底した個人指導にユニークな教授たち。ボートレースや舞踏会など華やかな伝統行事。貧乏学生の衣食住。大学町の散歩術。卒業までのカレッジライフのあれこれと学問に真摯に打ち込む人々の姿を生き生きと綴る、さわやかでみずみずしい青春の記。

ニューヨーク ロフト暮らし
未山歩 一九九五円
チャンスと危険、アートとビジネス、夢と現実がひしめく刺激的な街、ニューヨークで暮らしたい! 金なしコネなし語学力なし、ガッツだけを頼りに単身NYで5年。ロフトの改造、英語マスター術、泥棒撃退法、グリーンカード獲得作戦……。恋も仕事も人生も体あたりでつかむ。「NY流」生き方のすべて。躍動感あふれる書き下しエッセイ。

徹底活用「オンライン書店」の誘惑
津野海太郎編 一八九〇円
欲しい本が探せない! 手に入らない! そんな読者の声を背景に注目を集めるインターネットのオンライン書店。アマゾン・コム、紀伊國屋BOOK WEBなど、現在利用できる国内外の代表的なオンライン書店を網羅し、各オンライン書店の特徴、その利用方法、検索の仕方などを紹介する、オンライン書店利用者のための本格的ガイドブック。

本とコンピューター

津野海太郎 二三四五円
「新しいものには古いものを叩きつぶす力だけではなく、それを思いがけないしかたでよみがえらせる力もある。」DTPや電子本などコンピューターを駆使した新しい本作りの技術が紙を綴じた古い本作りの技術を甦らせる。新旧の技術の奥にひめられた夢の核心をさぐり、いま最大の変革期にある本の文化の未来をきりひらく書下ろし長篇エッセイ。

本はどのように消えてゆくのか
津野海太郎 一九九五円
印刷されない本(電子本)もまた本でありうるか。それを考えることが、おのずから、未来の本の実質をかたちづくってゆくことにつながる。活字本と電子本の大共存時代が始まった。小学生時代からガリ版による新聞を発行して以来の机上パブリッシャーである著者が、宮武外骨からDTP、OCR、WWWまで「本」の再定義を試みるエッセイ集。

インターネット生活術
室謙二 一九九五円
日本とアメリカを往復し活躍するジャーナリストは、どのようにしてインターネットと出会ったか。ホームページで、週末の釣り情報を集め、空港やホテルで電子メールを書き、子どもの宿題もコンピューターに手伝わせる──そんな毎日の体験から生まれた、コンピューターをめぐる身辺雑記風ジャーナリズム。未来の生活がちょっと見えた。

極端に短いインターネットの歴史
浜野保樹 一七八五円
インターネットは原爆開発に始まった。緊急時のための分散ネットワークが構想され、やがて研究者たちはコンピューターどうしをつなぎ互いの資産を共有することを夢みる。冷戦、ヴェトナム戦争、カウンター・カルチャー。時代の波をうけインターネットは新しいメディアへと生まれ変わっていく。科学者たちの人生を軸に、ダイナミックにつづられた物語インターネット史の決定版。